『場所』と『場』は違う
突然ですが、皆さん『場所』と『場』の違い分かりますか?
僕は今年1年間大学を休学をして川崎のロックヒルズガーデンという屋上グランピング場で店長をするために大学を休学をしました。
この1年間は振り返れば本当に色々なことがあったと思います。その振り返りは年末にでも書こうと思っていますのでお楽しみにしてください。
さて、今日のタイトルですが『場所』と『場』の違いです。
このタイトルを書こうと思ったのはこんな素人大学生A君にも協力してくれたり、twiiterとかで連絡をくれる人がちらほらと出てきてくれたからです。
僕のようにnoteを書き始めるバイトの子も出てきてくれたりしてうれしかったです。
改めてnoteを初めて良かったと思える瞬間でした。
そのnoteがこちら↓↓
(とても素敵な文章なのでぜひ読んでみてください。)
それで、今回の内容は『一緒に働きたいです!』と言ってくれた子についての内容になります。
僕が1年間店長を頑張ってきてようやくというか念願の共働者が現れました。
その子は現在大学2年生です。僕が店長になった時には大学3年生の冬なので彼の行動力には圧倒されるばかりです。
彼ばかりではなく僕のお店の子はみんな主体性があるので『こうしたい』『ああしたい』と意見を言ってくれます。
それに対して僕は『やらせてみる』スタンスで1年間、上の立場として接していました。
色々思うことがありながら、です。
そして、先ほどの彼がアルバイトから運営する側になったのでこのタイミングを機に彼の思考を変えようと思いました。
それは行動に『価値』があるのか否かです。
彼は優秀なので自分からお店の改善点を見つけては『こうした方が良い』など発言してくれます。
そこで今までは『やってみればいい』スタンスでしたが少し『待った』をかけました。
彼にはまず『時給』ってなんであるか知っている?と質問をしました。
皆さんは自分の働いてるお店の時給がなぜその金額か分かりますか?
これは定義ではなく僕の意見ですが時給とは『労働に対する対価』です。
加えて金額が異なるのはその任されている仕事によって会社側の『価値』が異なるからです。
詳しくは前に書いた『トイレ掃除で分かる時給の話』に載っていますので良かったらご覧ください。
(意外といいね数が多いんだよなぁ、、、、)
そして『時給』ついて理解させた後、次にじゃあこのお店にとっての『価値』は何かと問いました。
僕のお店の価値は『繋がり』です。
人と人が繋がる瞬間が僕のお店で1番『火花』が散る瞬間なのです。
その為に毎日色々な活動をしてます。
このお店にとっての価値とは何か?を頭の中にインプットできていないと文化祭の出し物みたいに方向性が定まらない意見の出し合いが増えてしまいます。
例えば、僕のお店で新メニューを出そうってなった時にそのメニューはお店の価値を体現できていますか?ということです。
確かに売上対策やリピーターのお客様の為に新メニューを考えることはとても大事です。でもその開発する時にお店の価値である『繋がり』を意識していないとBBQの味(サービスの質)で勝負することになります。
僕のお店は『繋がり』という価値を体現する為に他のBBQ場やグランピング場と差別化してきたのに味やメニューの質で勝負した途端に競争の世界が激しい世界で生き残らなくなります。
その繋がりを意識しているからこそ僕のお店はBBQだけではなく研修やイベントなど『なんでBBQ屋さんなのにそんな活動をしているの?』という疑問を抱くような不思議にお店になっているのです。
全ては価値を意識しているからです。
ここまでの話を理解しやすくなるための図は以下の通りです。
お店の価値を『繋がり』と定義した時にその繋がりを定義するためにはますは『会話』が発生しないといけないよね。
その『会話』を発生させる為には接客やお店の清潔感がしっかりできていないとそもそもお客様がお店に来ないよね、だからオペレーションをしっかりしようよという順番なのです。
その価値の重要さによって上から時給が変化してくるのです。(書いてる時給は適当です)
逆に物事を考える際は下からが多いですが(お店が汚い、メニュー変えようなど)その行動が『会話』を発生させているか、もっというならば『繋がり』を創出できるのか、までお金を支払う側は考えられていないといけないのです。
最後に彼に対しては『じゃあなんでその『価値』を考えないといけないのか?』と問いました。
その答えは僕のお店が『場』からです。
ここでようやくタイトルに帰ってきます。
普通にアルバイトをしていて『今働いているお店の価値ってなんなの?』って聞かれて答えられる学生はほとんどいないんじゃないかなと思います。
でも僕のお店にきた途端、『価値は何?』と聞かれるのは『場所』と『場』は違うということを理解しないといけません。
ます『場所』とは何もない箱に役割が与えれたを『空間』の事をします。
何もない空っぽに空間に『焼肉屋』、『オフィス』、『大学』を役割が加わることで初めてその『場所』がGoogle マップなどに表示されるようになります。
続いて『場』とはその場所に『ビジョン』が加わった場所、すなわち『価値』があるかどうかということです。
皆さんはディズニーランドにラーメンの美味しさやアトラクションの面白さでいきますか?
スターバックスにコーヒーの美味しさなどを求めていきますか?
ディズニーランドは『人を楽しませる』ことに価値を置いている『場』です。普通のアルバイトで掃除中に枯葉でミッキーとか作り出したら怒られますよね?
でも僕達お客様むしろその掃除している瞬間などを求めてディズニーにいきます。
スターバックスは『サードプレイス』といわれている居心地の良さを提供している『場』です。
だからスターバックスはどれだけたった1杯のコーヒーで居座ろうと売上の為にお客様を追い出そうとしないのです。
上記の2つは何を大切にしているかはっきりとしている立派な『場』です。
その価値がはっきりしているとお客様にとってはその『場』に行かないと体験できない経験を提供できるのです。
居酒屋とかでどうしてもこの居酒屋がいい!ってあんまならないですよね。
いや僕はどうしてもこのオフィスで仕事したいんだ!ってならないですよね。
それは役割(サービス)で勝負しているからであって、そこに行くだけの価値を提供できていないからです。
だから『場』を提供する側はその『価値』とは何か?を考えなければいけないのです。
これが『場』作りです。
なんで時給やら、価値やらお話をだらだらと続けてきた理由が僕のお店が『場』であると説明する為です。
今回は僕のお店を例にしましたが、今していることの価値は何か?と考えることは大学生だろうと社会人だろうと一旦立ち止まって考える意義はあると思います。
ぜひ、皆さん年内最後に考えてみましょう。
それでは今日も読んでいただきありがとうございました。
明日も1日頑張りましょう〜。
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