日本人はコミュニケーションがにがて。
言葉ってなんであるか知っていますか?
今日、たまたまGoogle大先生を使って調べ物をしていたら
『人々と分かり合えないから言葉がある』
という文章に出会いました。
これは個人的にめちゃくちゃ良い言葉だなと思いました。
なぜそうそう思ったのかと言うと、僕の職場では度々『お客様と会話をしようと思ったけど、相手が会話を求めていないから話せない』と言う声を聞くからです。
僕の職場では『場作り』をしています。
場作りとは何かと言うと『人と人が繋がり合う機会を創出できる場所』を作ることです。(説明すると長くなるので抽象的にまとめました。)
例えば、コロナ禍になって直接とある場所に行く、という行動の頻度は皆さん減りましたよね?
大学に行くことも、職場に行くことも、居酒屋に行くことも、『直接場所に行く』という回数は減ったと思います。
そうなるとその場所には存在している価値がない訳です。
当たり前ですよね。
その場所達には、勉強ができる、仕事ができる、お酒を飲むことができる、という価値があったのですが、それが全部オンラインで代替えできてしまった訳ですから。
だったらその場所にはなんの価値があるんだろう。
この例のように、価値がオンラインによって代替えできてしまった場所は人がいなくなり、廃れてしまう一方です。
じゃあどうするか。
元々あった場所の価値に+アルファの価値を乗っけるんです。
勉強をする場所、仕事をする場所、お酒を飲む場所に加えて、それぞれ人と人が交流できるという価値を付け加える。
この一定の機能しか持っていなかった場所に人と人が交流できる、繋がれるという、機能を備えた場所にすることを『場作り』と言います。(コミュニティ的な解決策)
この人と人が繋がれるという場所にするためには段階があります。
以下の図を見てください。
人と人が繋がる瞬間=コネクション。
コネクションをさせるためには『会話』を発生させないといけない。
そのためにコミュニケーションが必要不可欠。
そのコミュニケーションを発生させるために、お店を綺麗な状態に保たないといけない、ご来店してお客様も困らせないようにスタッフを教育させないといけないといった、お客様の心理的安全性を担保するオペレーションが整っていることが重要なんです。
僕のお店ではオペレーションの土台はできています。
(じゃなければそもそも営業はできないと思う、、、、)
そして、壁にぶつかるのがコミュニケーションというわけです。
話しても、求められていない。会話が続かない。
これは僕のお店に限ったことがではなく、接客業をしたことある人は経験あるかもしれません。
コミュニケーションで上手くいかずもどかしくなる気持ち、僕も十分理解することができます。
しかし、もしかするとコミュニケーションにおける前提の理解をそもそも私達は間違えていたのかもしれません。
世界一幸福度が高いデンマークでは幼少期から、みんなと答えが違って良いもの、その代わり自分の意見をしっかり言えること、と教えられるようです。
なのでデンマーク人は人と人が異なった意見を言い合う大前提として、分かち合えないのは当たり前、意見は食い違っても良い、というスタンスを持っています。
それに対して日本はみんなと同じ、答えはひとつ、といったように教えられます。
私達日本人は、こうした教育の影響からなのか
なぜかコミュニケーションをすればその人と分かり合える
というスタンスを持っているように思えます。
このコミュニケーションにおける前提の違いが
上手くいかない要因なんじゃないか、と僕は考えています。
コミュニケーション=みんなと分かり合えるもの、として捉えているが為に上手く会話が続かず、人と話すことが苦手になったり、そもそも話さなくなったりといってしまうんだと思います。
最近、コミュニケーションが上手になる方法みたいな、本や記事をたくさんみますが、どれも大前提として『会話をすれば上手くいくよ、伝え方だよ』という考え方があるように見受けられます。
確かにそれらのテクニックはコミュニケーションに活かせるかもしれません。上手になるかもしれません。
しかし、その前に
コミュニケーションが上手くいかなても良い、だって違う人間なんだから
といった心構えを持つと、もっとコミュニケーションが楽になるかもしれません。
こうして書いてみると、コミュニケーションの本質は、僕達が悩みとして抱えている、上手くいかないといった課題の先にある、食い違った時にお互いの意見をどう伝えるかの段階にこそ価値があるのかもしれないですね。
2021年は残り111日。9月残り19日。今週0日。4記事目。
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