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加藤 一友(新刊「砂上のバンドメン」発売中!)
2016年4月26日 01:00
話が前後してしまうが、手術の病理結果の話が主治医よりあった。4月なのに、随分と冷房の効いた部屋に通された。母も同席している。生まれつきなのか、人生の経験則からなのかオレは物事を最後の最後で悲観的に考えない。受験にしても就職にしても恋愛にしても最後の最後は「どうにかなる」「ダメならその時に考える」という発想でいる。例の如く、今回もそう考えていた。まだ若いし、早期でないと言って
2016年4月18日 10:55
今、退院の日を思い出しているが、今朝と同じ雨の日だった。こんな偶然があるものだ。退院これで社会復帰できる。そう思っていた。いや、もう二度もクビになっている。しかも正社員で。派遣切りがどういう言って契約社員の保護がどうこう言われているが、正社員だから安全みたいな論調には片腹が痛くなる。術後1週間だからという事もあるが。これからは会社に頼らず、資格を取り、バイトでも
2016年4月11日 07:05
歩けば歩くほど歩けるようになる。食事も出るようになった。と言っても食事とは言えない全粥。ただの汁だ。そう言いたくなる。あれだけ手術と術後を頑張ったのに、ご褒美がこれかと思うと虚しくなる。消化器の病は仕方ないのだが、早く日常に戻りたい一心でそう感じてしまう。ちなみに腹腔鏡手術で切った腸を糸でつないでいると思いきや、ホチキスで止めてるそうだ。もちろん文具店で市販されている
2016年4月4日 09:17
芸能人が手術を終えて次の日に歩けるまで回復したというニュースをよく聞く。あれは、少し間違えている。手術を終えると強制的に歩くようにさせられる。何故か。手術を終えて寝ていると、臓器が癒着してしまうからだ。予期しないところに予期しない臓器がくっついて面倒なのだ。その一番の予防法が、歩く事。だから歩かされる。歩けるまでに回復したのは、事実であるかもしれない。しかし、回復