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京の詩写暦 2024年8月

涼を求めて
歩いていく

暑さが知っているものではなくなる
年を重ねるほどに
日を重ねるほどに

風鈴の音
打ち水をした地面
反射した水の煌めき
川のせせらぎ
扇風機の回る姿
波の音

涼しさを感じていたのに
物足りない

物足りなくなってくる

涼を求めて
夏を探しに行く


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