小説【 dreamers 】10
翌日登校しても英理は授業に身が入らなかった。真面目にやってるクラスメイトたちが子供に見える。君らは苦労を知らないね。勉強どころじゃない子もいるんだよ。勉強できる人って苦労を知らないだけかもね。
だいたい勉強どころか登校するのも、家を離れるのも嫌だった。こうしてるあいだにもママはまた男と会うかもしれない。
しかし昨日の今日でそれはないだろうと踏んだ。もし連日じゃ夢中じゃない。
英理は経験がなく性の営みがどれくらいの頻度でするものか、したがるものかわからなかったが今日はとり