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創作の日々のエッセイ【ささやかなアイデアに数分間をください】

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私がクリエイティブな生活や創作物のために、日常で考えたこと、見聞きしたことなどを。
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2023年5月の記事一覧

2023年ヒット曲『そんなビターな話』感想

 今回は趣向を変えて、最新のヒット曲に関して思うことを書いていこうと思います。  曲が良…

片桐 秋
1年前
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ジェフリー・アーチャー『ロフノフスキ家の娘』感想

 ジェフリー・アーチャーはイギリスの作家で、80年代頃には世界的なベストセラー作家でした。…

片桐 秋
1年前

オリジナル小説のご紹介をします。『復讐の女神ネフィアル』

『復讐の女神ネフィアル』のご紹介をします。   【自分の善悪の基準が揺さぶられること。お…

片桐 秋
1年前
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【創作論】ハイファンタジー小説を壮大に見せるやり方について

 国産ファンタジー小説と米国製ファンタジー小説を比較すると、私が知る範囲では、やはり米国…

片桐 秋
1年前
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90年代米国テレビドラマ『Xファイル』の思い出と感想

 これまでの感想では、過去に読んだ小説でも再読して新たに感想を書いてきました。ゲームに関…

片桐 秋
1年前
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季刊誌『ナイトランド』より『ピックマンの遺作』感想

 ラブクラフトのクトゥルフ神話体系は、後世の様々なクリエイターたちによって新たな作品の題…

片桐 秋
1年前
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ラブクラフト『狂気の山脈にて』より『ダゴン』の感想

 新潮文庫ラブクラフト短編集『狂気の山脈にて』に収録の『ダゴン』の感想をお送りします。  ここでも、短編や中編の中で何度も繰り返されてきたストーリーの型があります。  主人公≒語り手は過去を振り返り語る。危険な場所に行き、探索し、事件が起きて、対処してラストへ。この構図です。  今回は、危険な場所に行った理由が、自業自得ではないのがこれまでとは異なるパターンと言えます。  怪しげな研究に手を貸したわけでも、気まぐれからわざわざ危険な場所に足を踏み入れたわけでもありませ

ウェブで主流のライトノベルと従来型のライトノベルを試作してみました

 現在、ウェブで主流のライトノベル(≒なろう系) 【世界は主人公≒ターゲット読者をもてな…

片桐 秋
1年前
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公園を散歩していると、とても癒やされますね。冷たいお茶を飲みながら、ベンチに腰掛けてのんびりするのも良いですね。

片桐 秋
1年前

今日は駅まで歩いていて、町工場か倉庫の庭にバラが咲いているのを見つけました。誰が世話をしているのか、とても立派なバラの木でした。オレンジがかった赤い花びらで、やや小ぶりの花がたくさん咲いていました。

片桐 秋
1年前
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『バラの文化誌』より序章と第1章『いにしえのバラ』感想

 今回扱うのはフィクションではありません。バラに関する歴史の本についてです。  原書房の…

片桐 秋
1年前
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ラブクラフト『狂気の山脈にて』より『猟犬』の感想

 新潮文庫『狂気の山脈にて』に収録されている『猟犬』の感想をお送りします。  冒頭で主人…

片桐 秋
1年前
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カクヨム連載中の『ソードオブスタリオン』の感想

 カクヨムにて、ライトノベル作家の三雲岳斗氏がお書きになっている『ソードオブスタリオン』…

片桐 秋
1年前
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エラリー・クイーン『Yの悲劇』感想

 古典的な名作とされた推理小説の中でも、傑出した作品とされる『Yの悲劇』の感想をお送りします。  電子書籍専門の出版社、グーテンベルク21の版を読了です。田村隆一氏の訳となります。  正直なところ、今日では差別的だと受けとめられる表現も多く、本国アメリカでエラリー・クイーンがあまり読まれなくなってきていると聞いたのも、むべなるかなと思われました。  にも関わらず、何故この小説が名作とされるのか、それもまた理解できました    そんな不思議な魅力を持った本作です。  頭