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古田徹也さん待望の書きおろし『謝罪論』刊行記念イベント&フェア情報

2023年9月22日、古田徹也さんの新著『謝罪論――謝るとは何をすることなのか』が配本となります。

装丁=有山達也+山本祐衣

 『それは私がしたことなのか』では「行為の哲学」を、『言葉の魂の哲学』ではウィトゲンシュタインとカール・クラウスの「言語論」を、『このゲームにはゴールがない』では「他者の心についての懐疑論」を――。一冊ごとに清新かつ独自の議論を展開してきた哲学者・古田徹也さんが新著で挑むテーマは、ずばり「謝罪」

 子どもに謝罪の仕方を教えるのはなぜ難しいのか? そんな身近だけれど答えに詰まる問いに迫るために、言語哲学、倫理学、政治哲学、法学、言語学、社会心理学、社会学などの知見を総動員し、現実社会で起きた謝罪事例も取り上げながら、「謝罪」という行為の全体像に迫っていく、渾身の書き下ろしとなっております。

 本稿では、そんな『謝罪論』の世界をより味わい、より楽しんでいただけるようなイベントやフェアに関する情報をまとめます。ぜひチェックしてみてくださいね。 「謝罪」という迷宮に挑む際の参考になれば幸いです!


関連情報(2023/10/11時点)

【9月26日19時~】朱喜哲×古田徹也《公正/正義/言葉》@マルジナリア書店 ※本イベントは終了しました(満員御礼)

朱喜哲さんの新著『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)刊行記念イベントにお招きいただきました。会場またはオンラインにてご参加いただけます。


【9月28日~10月31日】古田徹也さん選書フェア 《「謝罪」からひろがる世界を探検する》@代官山蔦屋書店 ※25日から開始されました!

『謝罪論』とともに読んでいただきたい書籍を、古田さんが選書しています。充実のコメント付き小冊子は必見です!

謝罪というのは、私たちの社会や生活の隅々にまで深く根を張っている実践ですが、それだけに、その全貌を見渡すことは容易ではありません。
謝罪それ自体について、あるいは、この実践と密接に結びつく「責任」や「償い」、「約束」、「赦し」、「後悔」、「誠意」といった諸概念をめぐって、拙著『謝罪論』のなかでも取り上げた文献を中心に選書し、内容的に拙著のどの章にかかわるかという観点から整理して並べました。「謝罪」からひろがる広大な知的世界を探検するガイドとなれば幸いです。

古田徹也さんより

【10月6日18時半~】古田徹也さん特別講演&サイン会《謝罪の迷宮――「謝る」って何をすること?》@紀伊國屋書店新宿本店 ※本イベントは終了しました(満員御礼)

古田さんによる単独講演です! 発売直後でもありますので、『謝罪論』をより良く読み解いていくための、入門編となる「講義」をお届けできればと思っています。無料で参加可能なので、お気軽にお立ちよりください。


【10月31日19時半~】石岡丈昇×古田徹也《謝罪の社会学──いかにして謝罪は損なわれていくのか》@UNITÉ

『タイミングの社会学』の著者・石岡丈昇さんとの「謝罪」をめぐるトークイベントです! 会場またはオンラインにてご参加いただけます。

「タイミング」というのが「謝罪」の上で重要な要素であるのはいうまでもないかと思いますが、『タイミングの社会学』で調査の対象となった「ボクシングの試合の延期や中止」「強制撤去による立ち退き」といった事例も「謝罪」とは無縁ではないように思います。つまり、どちらも背後には構造的な暴力があり、その構造的な暴力は「謝罪」を不要にしてしまう可能性を秘めています。これは古田さんが『謝罪論』で展開された「コミュニケーションの起点としての謝罪」の価値を蔑ろにするものではないかと思います。
ほかにも『謝罪論』と『タイミングの社会学』は交錯する点が多く、社会学において「謝罪」はどのように扱われてきたのか、また「謝罪」という切り口は社会のどのような相を明らかにするのかといった点にとどまらず、さまざまに議論が展開されることでしょう。

店主・大森さんの告知文より

ほかにも情報があり次第、弊社のnoteやSNSを使ってお知らせしてゆきます。発売まで、いましばらくお待ちくださいませ…!

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