読書感想文「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(3) 」最新刊 ネタバレあり
簡単な感想
国民には当たり前にある海外渡航の自由。
でも、魔法師には自粛を要請させられる。
それを牽制する意味も込めて、達也はマテリアル・バーストの新たな利用方法を世界中に見せつけた。
そんな裏の事情をやりながら、表のキャンパスライフでは達也と深雪を中心に拗れていた恋愛模様に変化が見えて来た。
読んだ本のタイトル
#続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー (3)
著者:#佐島勤 氏
イラスト:#石田可奈 氏
あらすじ・内容
(以上、Amazonより引用)
感想
メイジアン・カンパニーの事業は現在の魔法資質保有者に生き甲斐をもたらし、希望が諦念に勝る未来を創り出す。
その第一歩が魔工院の設立。
魔法工業技術専門学院は、製造分野やインフラ整備・管理分野に魔法を応用する技術を教え。
その技術を以て、魔法で身を立てていくことが難しい魔法資質保有者でも、弱い魔法力で生計を立てられるよう手助けする。
その為の教育訓練機関。
十師族内で四葉、六塚、七草、八代が世間的に協力してるように見えてる状態。
それぞれの思惑は色々とあるが・・
日本の魔法師界で変革は確実に進んでいる。
でも、それを面白く思わない連中が居る。
その筆頭が魔法師の大半の就職先と言っても良い軍部。
利権的に考えたらメイジアン・カンパニーの事業は邪魔以外の何物でもない。
そんな軍部から、FEHRとの提携交渉のためメイジアンカンパニーとして3人がUSNAに出張するのは、遺伝子流出のリスクがあるから渡航するなと横槍が入る。
軍事力の流出を恐れる軍部、個人として渡航の自由を制限される事に不満を持つ魔法師達。
憲法としては制限する事は違憲であるから、軍部から四の五の言われる筋合いは無いとは魔法師たちの弁。
そもそも、魔法師には人権は無いのかと聞かれたら「ある」と答えざる得ないのが法治国家。
そこで権威で言う事を聞かせようと軍部は、元老院を巻き込んで真由美の実家、七草家へ圧力を掛けるが、七草家当主が跳ねつけてしまった。
元老院まで出され、圧力をかけられた報復に、達也は地球接近への発見が遅れた、不揮発性のタールのような物に覆われており尾を引かない彗星をサードアイで観測してマテリアル・バーストを発射して、半分蒸発させて、地球への軌道を外してしまう。
マテリアル・バーストを地球を護るために使用出来る事を世界に知らしめる。
反対に言うと、観測できれば何処でも蒸発させる事が出来る、、
それが宇宙でも、地球上の何処ででも・・・
そんな魔法師側の報復的なパフォーマンスに対してのさらなる報復として・・・
軍部は、今回の問題になった主役。
メイジアン・カンパニーの事業の責任者で、マテリアル・バーストを撃った達也の関係者。
それも女性に呪術を飛ばす依頼を裏の家業をする連中に出す。
それを九重八雲経由で知った達也は、警戒を幹比古に依頼。
結果、エリカと美月に呪術が飛んで来たが警戒していた幹比古が防ぐ。
そんな、魔術師と軍部の裏でのゴタゴタの責任は、軍の部長が1人亡くなる事で決着が付くのだが、、
組織として理不尽を感じてしまう、、
彼が詰め腹を切らされるの??
もっと上の奴で良くね?
経緯はともかく、結果として報復合戦に負けた軍と元老院との責任の押し付け合いの板挟みで殺されてるのが気の毒な気がしてくる。
そして、表の学生生活の話では一条とほのかの内面に変化が出て来た。
2人とも実らない恋に疲れていたんだな、、
そりゃそうだよな。
昔の感覚なら、ほのかはまだ可能性は有ったけど今は法律的には無理だもんな。
それでも日影者になるからな、、
達也自身も四葉家当主の伴侶、メイジアン・ソサエティーの副会長など地位が上がって来てる事に距離を感じてしまってるのもあるんだろうな、、
あと、世間的な注目度も危険になってるし・・
だけど、そんなほのかに恋慕を募らせ鍔迫り合いするのが七宝ってのがまた良いw
此処で出て来たか!w
何気に歳上好きかコイツw
もしくは同年齢だと精神年齢が合わないのかもな・・
そんな状況を言葉少なく裏で操る雫も中々に悪女!
誰に似たんだ?
父親かな?
ほのかは新たな一歩を踏み出せるのだろうか?
一条は家の繋がりで婚約者を決められそうになるのだが、、
其処に中国から亡命して来た戦略級魔法師、劉が一条の嫁候補に立候補する。
此方も目が離せないww
キャンパスライフは平和で良いな・・・
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