「俺は星間国家の悪徳領主! ⑧」感想・ネタバレ
どんな本?
俺は星間国家の悪徳領主!とは、三嶋与夢氏によるライトノベルのタイトル。
イラストは高峰ナダレ氏が担当。
小説家になろうというサイトで2018年から連載されており、オーバーラップ文庫から書籍化されている。
また、コミックガルドで灘島かい氏による漫画化もされている。
この作品は、現代日本で不幸な最期を迎えた男性が、星間国家が存在する異世界に転生し、悪徳領主を目指すという物語。
しかし、彼は前世の価値観や性格のせいで、悪徳領主になりきれず、逆に領民から名君として慕われ、美女たちに惚れられたりする。
魔法あり、剣術あり、ロボットあり、宇宙艦隊あり、ギャグありのてんこ盛り。
「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」(以下モブせか)と同じ作家さんの作品。
WEBでは”モブせか”の広報用に公開していたらしいが、好評だったので書籍化が決まった作品。
あとがきで執事のブライアンと、モブせかの自称アイドル苗木ちゃんのコントが面白いと評判。
ブライアンの「辛いです」が頭から離れないw
読んだ本のタイトル
俺は星間国家の悪徳領主!⑧
著者:三嶋与夢 氏
イラスト:高峰ナダレ 氏
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あらすじ・内容
憧れの悪代官プレイ!?
感想&備忘録
リアムが帝国大学を卒業し、官僚として働く一方で、次期皇帝の座をめぐっての暗闘を行い。
帝国に攻め込んできた、覇王国との戦争に巻き込まれて悪代官プレーが出来ると喜んだ第8巻。
リアムは、官僚での仕事と官僚の社会的地位に疑問を持ちながらも、同期の他派閥の貴族たちとの力関係を探る。
彼はまた、宮殿で働く他の貴族たちが仕事をせずに時間を浪費していることに苛立ちを感じてもいた。
そこでいつもの仕事場の粗(不正)探しをして、自身を下に見ていた連中にザマァする。
次期皇帝筆頭となったクレオは、リアムの力に依存し続けることに苦悩しており、実母の実家ラングラン家がクレオ派が今更参加して来て閥内で暗躍するが、、
当て馬にした者が愚か過ぎて、リアムの粗(不正)探しに巻き込まれて200歳超えた状態で貴族の修行が終わってない状態にされて没落して行く。
リアムは宮殿内での職務に追われ、時間外では政治的動きに振り回される。
そしたら、リアムはラングラン家とクレオの策謀によって覇王国との戦闘区域のすぐ後ろの辺境の惑星アウグルに代官として派遣が決定される。
周りの他派閥とラングラン家の者は、リアムが左遷させれるとニヤニヤと笑うが、、
リアム本人の内心は、悪徳領主になったせいで出来なかった。
悪代官ムーブが出来ると大喜びしていた。
帝国から惑星アウグルに赴任したリアムは、惑星を軍事拠点にする計画を実行するため。
現地の前領主の貴族を連れて来た護衛艦隊3万隻で突貫して拘束して処刑。
前領主に搾取され疲弊していた、現地の領民達を教育し、生活を改善することを約束する。
また、リアムは海賊狩りをしてストレスを発散&お小遣い稼ぎをしようとするのだが、、
護衛艦隊の提督のクラウス、側仕えの天城に反対され。
駄々をこねてもクラウスは淡々と反対意見を述べてリアムの海賊狩りを封印させた。
リアムを抑えたクラウスのバンフィールド家内の株価は大高騰。
それでも、海賊狩りを諦められないリアムは、ユリーシアにポケットマネーで艦隊と機動騎士を用意させ。
艦隊はロイヤルガード達に任せて、本人は仮面を被ってシュバルツ・グラーフと名乗って海賊狩りを行う。
そうした結果。
海賊から資材を得て惑星アウグルを発展させる目処を立てたが、、
艦隊をポケットマネーで用意したのを天城から怒られてしまい、折角用意した艦隊と機動騎士は没収されてしまう。
その代わり、気晴らしに惑星に行く事を許可されて惑星に行って悪代官ムーブをしようとしていたら。
駐留してる帝国軍艦隊の隊員が現地民に暴力を振るっており、それを成敗してしまう。
いや、それ、、、名奉行ムーブ、、、
その後、助けた領民(姫)に案内された先で、現地民が自分を神として崇めており。
前の領主を神と崇めさせられていた彼等の信仰心に戦慄。
それを側で見ている自領からの来た移民達が何かしていないかと心配になり、移民達の居住区に行くと、リアムの偶像を作る事を禁止されてると知る。
ただその時に、偽名のシュバルツと名乗っていたせいで、リアムだと気がついていた移民達は"シュバルツなら像を作っても良くね?"とリアム(シュバルツ)の像を作ってしまう。
さらに現地の王族たちには生け贄や供物を求めていないことを再度強調して伝えるが、、
もう手遅れ感が凄かった。
覇王国の国境付近にリアムに絶対の忠誠を誓う領民がいる惑星が爆誕する。
そして、覇王国と戦争しているカルヴァンはリアムが自身の後方にいることに驚き、覇王国とリアムとの二正面作戦を嫌がり、リアムとの衝突を避けようとするが。。
クラウスが惑星アウグルに居ると知った覇王国のイゼル王太子が、カルヴァンの軍に突貫して、防衛陣を食い破って、クラウス目当てに惑星アウグルに急襲して来た。
覇王軍艦隊30万vsバンフィールド艦隊3万。
最初は相手をせず、惑星アウグルから引いてしまおうとしていたが、せっかくここまで育てた惑星が惜しくなったリアムは、、
クラウスに艦隊運用を任せ、自身の機動騎士アヴィドを駆って先頭に立って突撃した。
普通なら10倍の艦隊に突撃したら、一瞬で艦隊が瓦解してしまうのだが、、
クラウスが覇王軍の艦の隙間を狙って通過する事に注力した事でバンフィールド艦隊は局地的に優位となり覇王軍30万の内3万を撃破。
クラウスの見事な艦隊運用に触発されたリアムは、合体した巨大戦艦グリフィンで覇王軍と戦うが、覇王国の王太子イゼルによって大きなダメージを受けます。
リアムはイゼルの古代技術を使っている機体から得られる情報を回収するようアヴィドに命じて高みの見物と余裕を見せていたが、、
グリフィンが半壊した状態となりタイムアップ。
アヴィドから操縦を変わったリアムは、調子に乗っていたイゼルを圧倒して殺してしまう。
この戦いで大きな勝利を収めたと思ったが、、
カルヴァン率いる帝国軍が前線から撤退を余儀なくされ、惑星アウグルが最前線となった処で。
覇王国から和平の打診が来た。
さらに覇王国からの要望で、イゼルを倒したリアムを和平の使者に指名して来て。。
リアムは渋々と和平の使者となり、覇王国へ向かうと、、
イゼルの妹、アリューナから遺伝子提供を打診されたりと大歓迎をされ。
その裏で官僚達が和平を結び終戦を迎える。
終わりには、リアムが首都星に戻り、クレオ殿下との面会を終え、婚約者ロゼッタに出迎えられ。
リアムは、色々とロゼッタの親衛隊の編成に口出した罪で、引き上げられそうになったシエルを強引に男爵から引き取り、彼女を教育することに決める。
ただ単に、自身に反抗的だがなポンコツな者が居ないのが寂しいだけだったのだが、、
妹がリムルに気に入られているとクルトが嫉妬し、、
それに気が付いているのは、妹のシエルだけだった。
あと、リアムがペット枠で連れ帰った狼獣人のチノが爆睡している状態で、イヌの霊が彼女に取り憑くとチノの身体を自由に動かすことが出来ることが発覚。
この辺りはWEB版との乖離が始まっている模様。
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