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読書感想文「ウォルテニア戦記VII」
簡単な感想
ウォルテニア半島の入植は順調だと思ったら。
隣国から援軍の要請が、、
それに派兵を命じられる主人公はどう立ち回るのか?
そして、派兵される元奴隷の子供達の成長が見れるのがこの巻の醍醐味。
読んだ本のタイトル
あらすじ・内容
御子柴亮真のもとで発展を始めたウォルテニア半島。しかし西方大陸で新たな戦争が始まり、亮真は主君であるルピス女王から軍隊の派遣を命じられる。なんのメリットも無いような任務に、鍛え上げた精兵を率いて参加する亮真。その胸には、半島の地の利を活かして莫大な儲けを引き出す秘策があった。いっぽう人間を避けて半島の秘境でひっそりと暮らす亜人たちは、亮真と接触を持とうとするが……。
(以上、Amazonより引用)
感想
発展を続けるウォルテニア半島。
半年ほど前に来た船乗りが呆然とするくらい、様変わりするほどの発展具合。
沿岸沿いに航海してた船を沖に出して直進で航海するようにして、航海時間の短縮を図る。
風の法術を使用して風まかせだった航海能力も向上させて、10日から2週間近く掛かる航海を1週間で終わるようにした。
何気に画期的だけど、、
他の地球人達、本気で何をしていたの?
そんな事出来る環境じゃないの?
須藤、斉藤の2人なら出来そうなのに何故しないのか不思議。
それとも彼等の組織はそれを秘密にしているのか??
そんな順調に発展して行っているウォルテニア半島だったが、、
帝国に侵略されている隣国への援軍に出向く事になってしまった。
主人公に何度も助けられ、自業自得な行動で名誉を失ったミハイルが主人公を陥れようとするなど、、
ローゼリア王国内でもゴタゴタが続いているのに、外国への派兵。。
自身の領土を留守にする事への警戒もしないといけない。
そのミハイルの裏には、帝国の工作員、須藤が居てなかなかの混沌具合。
そんな派兵に、外国でも有名なエレナと、先の内乱で功績を立てた主人公が選ばれたが、、
主人公はウォルテニア半島を整備する事に忙殺されてるのに派兵までさせる対価は資金と技術者の移住。
そんなので良いのかと、女王は快諾するのだが、、
その裏での腹の探り合いがなかなかにエグい。
そんな西方ザルーダ王国でに到着したら、、
援軍に派兵された黒い鎧を着た集団は幼い子供達だった、、
しかも半分は女性という陣容。。
それに憤るザルーダ王国の有力者達。
そこで、実力を示すためにザルーダ王国の精鋭との御前試合をする事になるのだが、、
コレがこの巻での1番の盛り上がり処。
世の中に絶望していた元奴隷だった子供達の躍進を見ることが出来る。
対戦相手も、相手が子供だとナメていたお陰で、何とか勝てると思ったら。。
内部に火種を燻らせるわけにはいかないと国王が試合を止めて、勝敗無しの引き分けとした。
その思惑に気がついた主人公達は引き下がるのだが、、
それに反発する者達も居る。
このザルーダ王国も一枚岩では無いようだ。。
さてどうなることやら。。
という所で終わる。
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