お勝手さん半農プロジェクト始めます
お勝手さん半農プロジェクト概要
2019年からまちの居場所づくりを開始し、月に一度イベントを開催したりクラウドファンディングにチャレンジしたり。
未来の自治のプラットフォームを目指してきた有志団体「みんなのお勝手さん」。
「みんなのお勝手さん」プレゼンツで、満を辞して半農プロジェクトを始動します。
半農といっても関わり方は様々で、
仕事の半分は農!という人から、週に1回、できる時だけの方など多種多様。
我々のスタンスは、構えずに軽く初められたらな。なので、構えずに読んでいただけると幸いです。
◼️土地は便利な都市部の380坪!(とても使い切れません、現在耕作放棄地)
◼️プロに1から野菜作りを学ぶプログラム。
◼️講師は有名農Tuberでもある松本自然農園の松本さん!!
松本さんがこれまで培ってきた、いかに手をかけずに美味しい野菜を作るかを伝授いただけそうです!
◼️限定10家族で募集します。
野菜づくりとかやってみたいと思っていたけど、やり方わからないしと躊躇している方
どうせやるならきちんと学びたいと思っている方
今まで少しやってきたけど本格的に学んでみたい方
都市部で気軽にだけど本格的に学んでみたい方
美味しい野菜を自分で作ってみたい方
土や微生物に興味がある方
自治に興味がある方
半農やってみたい方
絶好のチャンスです。
少しでも興味がある方は、お声掛けください〜
プロジェクトにかける思い
このプロジェクトにかける思いを勝手ながら書いてみます。
聞き書きを通して見えてきた世界
豊森なりわい塾で薫陶を受けた私。
こちらの塾では、豊田市の山間地域でフィールドワークを行い、
地域の80、90歳代の方の経験や知恵をお聞きする。
聞いた内容を文字に書き起こして1冊の本にする。
今の日本が、どのように変遷を遂げてきたか、田舎の知恵者に半生を振り返ってもらいながら知っていくプロセスだ。
このプロセスを「聞き書き」と呼んでいる。
田舎は都市部に比べて時代の流れが少し遅い。
今でこそ、インターネットの影響でタイムラグは少なくなってきたが、昔は都市部と田舎のモノやお金の流通にはずいぶん差があったのではないだろうか。
そう考えると、戦前の田舎を知ることで経済がどのように浸透してきたかがわかってくる。
工業化とともにお金を中心とした生活が田舎にも浸透していく。
期間工で都市部へ出稼ぎし、職住不一致が当たり前になり、住宅メーカーは1世帯住宅の販売を促進。核家族化が進んだ。
子供の育て方を知らない世代が子供を育てるようになった。
悲惨な事件も起こるようになった。
昔は、村の爺さんや婆さんが死んだら村をあげて葬式をしていた。
なんか知らんけどみんな泣いとった。人の死の悲しさを共有していた。と聞いた。
核家族化のど真ん中の私の親世代もきっともがいていただろう。
そして今、行く先の見えない暗中模索、終わりのない暗闇のトンネルを突き進むようなそんな感覚を抱いているのは私だけではない気がする。
一筋の光
どこから手をつければ良いのか。
答えは足元から。まずは自分。そしてお隣さん、地域から。
出来ることから。少しづつ。
地域との繋がりを見直すこと。地域の経済を見直すこと。
食を見直すこと。生きるということ。
私の目指す生き方=半農半△
半農半△(はんのうはんさんかく)三角は「暮らし」と「稼ぎ」と「務め」のバランスを持つこと。
暮らしは、日々の暮らし
稼ぎは、暮らしを支えるお金を稼ぐなりわい
務めは、地域での務め
目指すは、半農半△という未来の自治のプラットフォームの実現だ。
幸福感
哲学研究、批評家の若松英輔さんは言った。
「幸福とは過程そのものに付随する」と。
我慢して受験に成功したら。。。頑張って就職したら。。。我慢して達成することで幸せが得られるという価値観で育った私。
掴んだと思った瞬間にするりと居なくなっていた私の幸福。
ずっと何かが足りない気がして欠乏感を抱いていた。
そうではなく幸福はon goingで感じるものだと若松さんは言う。
労働感
若松さんは労働感にも触れた。
仕事と労働の違いは何ぞ?と問う。
対価が違うと。
仕事はworkで対価は"お金"。
労働はlaborで対価は"やりがい"。
すなわち、真の幸福はやりがいのある労働から生まれるものだと。
再び幸福感
なりわい塾で出会った、間伐家、農に携わる方、半農半Xの実践者。
みな清々しい笑顔で語っていた。
自身が自然の一部であることを感じ、自然とともに生きる喜びを感じ、真の労働に触れているように見えた。
今回のプロジェクトで清々しい笑顔で語れるようになりたい。