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「教えるは人のためならず」

教える、ということは私にとっては恐怖

すぐに調子に乗る私ですので
事実ではないことを教えないか
根も歯もない盛りに盛ったドデカパフェを人に提供してはいないか
ふと怖くなる瞬間があります

素面で考えてもどうしようもないことではあるんですが

でも教える、ということはたくさんのことを学べる場でもある

私は飲食店の厨房でアルバイトをしておりまして
4年目の古株お局になってしまいましたので
必然的に後輩や新人の指導をする機会が多いんですが
不思議なもので

「人に教える中で自分が学ぶことの方が多い」

そんなもんなんですね

自分が気づかないうちに臭いものに蓋をしていた
自分のできない分野を知ることができたり

人に教えようと言語化することで
自分も気づいていなかった創意工夫に気付けたり

相手から質問を受けた内容が
自分でもどうして気づかなかったんだろうと思うような
目から鱗が落ちるような解決策であったり

中学生の頃、たまに教頭先生が授業をするイベントが発生していました
授業の内容なんてさっぱり覚えていないんですが
教頭先生の言葉で妙に覚えていることがあります

「人に1を教えるのなら
教師は10知っていなくては教えることはできない」

というようなもの
いかんせん10年以上も前の話なので細かくは覚えていませんが
不思議と未だに引っかかっているものです

確かに私もそういえば教育実習に行ったので
実感を持ってこの言葉と向き合うことができています

人に教えることで教える側も

「教え経験値」

のようなものを手に入れることができるんですかね
大学2年生時と今では
多少は教える言葉の選択や内容に発展があるような

ないような。

大抵仕事ができる人は
教え上手というより
教えられ上手な人が多い気がします

私が人生で
「こいつには逆立ちからブリッジしても勝てない」
と初めて思った人も

「私は相手がわからないことがわからない」
と名言を残して教育学部から就職していきました

彼女は年上の対応がとても上手く
酒場で初めて出会ったおじさんに
お酒を奢ってもらうことが特技のような人でした

彼女は教えられることは得意だったけれど
教え上手にはなれなかった

現在2024年
当然ですが教え上手でも教えられ上手でもない私
特に教えられるのが苦手

人の言うことを受け入れることが苦手
ENTPの悪いところを煮詰めてしまった

発想を転換して
「この人に教えさせてあげるのもこの人の成長のためか」

ぐらい悪人に染まることができれば教えられ上手になれる・・か?





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