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何かを失って辛いということは与えられてきたということ

湘南に暮らす心理カウンセラー 
渡辺サヤです

まだまだ残暑厳しいですね。

過去、男に酷い捨てられ方をして深く傷ついたことがある私。

カウンセラーになっても、クライアント様から同じような辛いお話をお聞きすることがあります。

自分の思い出とシンクロされて、うーん。。やっぱり辛いよね。

そんなとき、以前私を救ってくれた、占い師でカウンセラーの先生の言葉をお伝えすることがあります。

何かを失って辛いということは、与えられてきたということ。

私はこの言葉を言われたとき、ふと我に返ることが出来たんです。

それまでの私は、

我慢ばかりさせられて、結局いいように使われただけだった。
私には何もしてくれなかった。
いつか訴えてやる!
許せない!天罰下れ!

とまあ、怒り心頭でした。

悲しみと怒りが交互に襲ってきては、泣いたり怒ったり。

感情のアップダウンが何カ月も、イヤ、何年も止まらなくて、仕事や日常生活に全く身が入らない日々を過ごしていました。

こんな日々を過ごしている自分のことを不憫にも思っていたし、やるべきことに集中できない自分が情けなくて、自分のことが嫌で仕方がありませんでした。

でもふと冷静に考えると、きっと私を捨てたあの男は仕事もバリバリやっていて新しい女の前でかっこつけて楽しく過ごしてる。

どうしたらこんなドロドロした思いを手放せるのだろうかと、途方に暮れていました。

***

でも、そうなんですよね。

何かを失って辛いということは、与えられてきたということ。

それだけ辛いってことは、それだけ沢山与えられたということ。

実際は相手からやってもらったことなんて少なかったとしても、私は彼から沢山のものを受け取っていたんです。

それは、ときめきや高揚感だったのかもしれないし、有形のものではなかったかもしれない。

そう考えると、怒りがおさまり、出会えたことに感謝すらできるようになっていきました。

少しづつですけどね・・・

そして、自分がそれほど人から愛を受け取ることが出来る人間なんだということを思い知ることが出来ました。

だから深く人を愛せるんだよね。

捨てられたくらいで恨むのはやめようかな。だって私らしくないじゃん。
ずっと、あの人のこと好きでいよっと♪

そっちの方がずっと自分らしいと思う方って、結構いるんじゃないでしょうか。

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