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「無理が通れば道理引っ込む」ことが、我々にどう金銭に換算できる負担を押し付けるかの話

週末の正午に、重い話題を書いて申し訳ないです。

心身を壊す一因と、責任を誰が取るかを述べます。矛盾のコントラストが強い可能性があります。

読者さんへの信頼から、「言われてみれば、そんな見方も出来るか」とそれぞれの方の日常に具体的に当てはめて、幸福になるためにご利用いただきたくて執筆しました。

ただし30年以上苦しんだ、大人にターゲットにされたいじめのトラウマ、多分私が寿命を迎えるまで癒えない事柄を扱います。精神的に余裕がない、それどころじゃない方がいることは理解できます。そして、いじめや悪意や暴力を生き延びてくれた方々への敬意を抱いているから、文章はこの場に置いておくので、受け取り方もタイミングもコントロールなさってください。

私のできる限りの配慮は、この形です。全員の個別具体的な事情は分からないから、まずお願いを書きました。

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高校を卒業した年、母が探してくれた精神科のクリニックへ辿り着きました。小さくて清潔で静かなクリニック。幼馴染は早稲田大学へ進学した子もいるから、JR高田馬場駅へ精神科受診のために通うのは苦しかったです。

それでも、やっとケアを受けられた。だから、受験もできた。

私の母の願いで薬を使わずに、精神科医と臨床心理士(資格は平成の当時)のコンビが引き受けてくれました。これが私の最初の精神科との関わりです。そのため、私のカルテには中学生の時に担任のいじめを受けていることが明記されています。

精神科医が因果関係をカウントしています。複数の原因があるわけだけども一つの原因として書いてあることは、重みのある事実です。

私の中学の担任は、20時を過ぎて生徒の家に電話して根回しをします。中学2年の春に彼から言われたのは、彼が去年のクラスで担当した生徒を例に挙げて、「あいつは俺の言うことを聞いたから良い思いをしている」とのことでした。

彼に関わると、言うことをきいても、断っても、何かしら迷惑を受けるわけです。

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仮に医療費を私が10割負担で払ったとしても、被害を受けた側として理不尽です。けれど、精神科なら例えば自立支援医療などを使いますよね。だから、患者と国が負担しています。

4 精神通院医療の範囲

精神障害及び当該精神障害に起因して生じた病態に対して病院又は診療所に入院しないで行われる医療(通院医療)です。
症状が殆ど消失している患者であっても、軽快状態を維持し、再発を予防するためになお通院治療を続ける必要がある場合も対象となります。

自立支援医療(精神通院医療)の概要: 厚生労働省

そもそも、子どもに危害を加えるような、危険な人物を自治体が教師として雇い続けなければ、起きない問題です。おそらく私は氷山の一角であり、本人は処罰されておらず、生きていれば一戸建ての住宅ローンを完済し、本人の夢見た年金生活をしていることでしょう。後期高齢者として。

非常に理不尽な目に遭い精神科に通う必要ができて医療費が生じました。それは国も負担しているわけです。問題を起こした側は何も負担せず、責任を取らずに済んだ。時効もあるから30年経って、処罰するのは困難です。

こういうことが、安全な日本で起きている。

一部の反社会的な人、ルールを守れない人のために、国が責任を取る形になります。少子高齢化で現役世代が少ない時代に、この矛盾を社会構造として継続する必要はあるのでしょうか。

少なくともやった側に、医療費などを負担させないと、いくら税金や社会保障の費用を国民が負担しても足りないし、苦しんで通院する人が増える一方でしょう。生産性や景気にどれほど悪影響があるのでしょう。

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そもそも「ルールを守らない大人を子どもに触れさせるな」「反社会的な問題のある人を子どもから離せ」という点につきます。

学校であれ企業であれ対策しないと、すごくすごく抽象化すると、「ルールを守れず危害を加える人がいる。その人は責任を取ることをしません。責任は、例えば医療費が必要になったら国が医療費を負担することになります。これは社会から見てどんなメリットがあるんでしょうか。これが人間が求める自由の姿でいいのでしょうか​​​​​​​​​​​​​​​」と、言えます。

子どもを苦しめたり、ハラスメントを続ける人は、間接的に国庫へ負担をかけています。大多数のルールを守る人々が納めた公金が、他人に危害を加える人の後始末に使われることは、社会の安心や幸福に寄与するのでしょうか。

行動は責任が伴います。責任の取れないことは、行わない大多数の常識のある人が、そうではない人の責任を分散して押し付けられることをやめないと、もったいない。

私は、ルールを守らせることで、大多数の常識のある人が安心し、国庫の負担も結果的に減ると思うのです。被害者も、社会も、国庫も苦しい思いをして、問題を起こした側は快適な年金生活を送っている(可能性がある)ことは、社会構造として、皆さん受け入れられますか?


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