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このように、人生は取り返しのつかないこととセット

生まれた時から
今現在も、ずっと一緒にいたのに

光線の加減で、影が闇に溶けて見えない時も
眠っている時も、どんな時であれ
必ず一緒にいたのに

探すまでもない私を、探して経験を積むことで
何ができるのか、どこに所属できるのか
何のために存在するのか、判断材料が育った

そして、決めたことの責任を負いたいのに
未来の事は複雑すぎて、想定しきれず
責任の取れない判断も必要になる立場になる

その椅子に、他人が世間が社会が
そして誰より自分自身が、期待し重圧をかける
誰かの期待に応えるために
生まれてきたわけではないと
断言することを許さない自分の目がある

だから毎日忙しい
時間の使い方や優先順位を工夫し
忙しさを対処することで余裕は生まれず
「慣れてきたから」と、もっと責任を任される

そうして、気がつけば年老いる

自分は何者だろう?
どこかに所属出来しているだろうか?
他人と深く繋がれたのだろうか?

テストには正解があり、通信簿や給与明細など
何らかの目安があったのに
良い人生だったのか
自分でジャッジしなければならない

できることや、何らかの実績を獲得したかもしれないけれど
10代や20代の頃のように、本や映画や音楽や旅を通し
ビビットな世界を味わう気力や体力は
自分から去ってしまった

時間は命そのもの
時間を大事に使う

それは子どもの頃から理解していた

けれど、年齢を重ねることで
疲れやすくなったり、体が故障したり
おいしい食事や楽しみにしていた長編小説が
胃にもたれる、消化する力が落ちている
あるいは食べたい読みたい情熱や気力を
保てなくなる

季節は過ぎていき
私から私だったものがこぼれ落ちていく

忙殺されて、人生を味わう力配分を間違えることが恐ろしい
誰だって、寝て起きてこない可能性はある
我々は薄氷の上を旅していることを
忘れるように出来ている

お金を払ってハズレの本を買っても
次の本を選ぶ指標になるし
お金を稼ぐことはできる

命と時間を使ってハズレの経験をしても
次の機会が有るとは限らず
命を稼いで5%の利率で増やすことは出来ない


このように人生は取り返しのつかないこととセットだから
異なるのは何がどれくらいかで
それを誤差だと思えれば普遍的
誤差と許容できないのなら
その許容出来ない理由がその人にとっての「自分」


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