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これって必要?厳しすぎる校則がある意味

中学、高校の教師をしていてずっと思っていることがあります。

その校則いる?

学校には何十年も前に作られた、訳のわからない校則が存在します。
おそらく、その当時はなんらかの意図を持って作られていたんでしょうが
今ではその形だけが残っている、なんてこともザラじゃないでしょうか。
特に田舎の学校ほど多い傾向にあるように思います。


こんな校則のことをブラック校則と呼んだりしますよね。



◆ブラック校則について思うこと

まず第一に、納得感がないです。

例えば髪型男子のツーブロックが禁止とか、女子の長い髪は結ぶとか・・・

みんなきっと思ってる

誰にも迷惑かけてないやーーーん!!!

靴下の色とか、眉毛の形とかもう正直なんだっていい笑

こう言った人に迷惑をかけない自己表現は認められてほしいものです。


これからもっとグローバルになる世の中で
海外からの転校生が来ての髪の色が、目の色が、ピアスが校則違反だー!
って言って指導するわけにもいかないですよね。


学校も早く時代に追いついていかなければ。。。



私の思うブラック校則の犠牲者

・生徒 
→ 納得のいかない校則により、窮屈な学校生活を強いられる

・教師 
→ 納得の言っていない生徒を、無理やり従わせなければならない。

・保護者
→ 子供の不満と教師の指導との板挟みになる

もうほんと、誰も得しない。。。



◆じゃあブラック校則は絶対的に悪?

僕の答えは否です。

おい!ゆうてることちゃうやないかい!
って思った方すみません。。。

もちろん僕も無くなって欲しい校則はたくさんあるんですが
一見意味のない校則が、役に立っていることもあるんです。



14歳〜17歳ぐらいのいわゆる思春期には

人と違ったことがしたい
少しハラハラする危険なことがしたい

そういった感情が生まれやすくなります。

なのでもしも校則が

髪を染めてもピアスをしてもOK

みたいな状態になると

ハラハラするために次に手を出すのは、

お酒やタバコ、薬物

なんてことになる可能性も・・・


ですが、もう1段階厳しい校則で縛っておけば

髪を染めたり、ピアスぐらいでも、

みんなとの違いを感じることができ、そこで止まる可能性が上がります。

もちろん、それで歯止めが効かない子も一定数いますが
少なくとも割合は変わるはずです。


なので
ブラック校則も一概に悪とは言えないなと。。。



◆じゃあ結局何が正解なの?

僕自身の考えを伝えます。

*僕のいた中学での校則を例にさせてください

校則にする必要のないもの(千鳥ノブ風)

・靴と靴下は白色、ワンポイント
(誰も気にせんんん)
・ツーブロック禁止
(むしろさわやかじゃ)
・長い髪はくくる
(ムれるううう、髪が邪魔なときは自分でやるわ)
・髪のくくる位置は耳より下
(上げたらええ、誰よりも上げたいやつはちょんまげにせえええ)
・眉毛はそらない
(なんでじゃ!髪は切るやろう)
・色付きリップ禁止
(細かいのう)
・パーマ、ストレートパーマ禁止
(生徒にもコンプレックスがあるじゃろ)
・スカートは膝が隠れるように
(竹棒で測る時代は終わったんじゃ)

こうみると、うちの校則のクセがすごい・・・

次に

化粧をする、髪を染める、ピアスをつける

このあたりに関しては、お金がかかったり、体に傷をつけたり
その後の就職に影響することもあると思うので

生徒の年齢や、その学校がなにを目指す学校なのか
それによって、柔軟に判断する必要があるかなと思います。

とにかく、必要以上に厳しい校則で
生徒、保護者、教師、みんなが苦しむのはやめにしましょう(切実)



◆まとめ

・校則で生徒を縛りつける時代はもう終わっていい

・厳しい校則にすることで、校則違反の一歩目のレベルを下げることもできる

・年齢や学校の目標を考え、柔軟に校則を変えて欲しい

もしこの記事を読んで、

うちの学校にはこんな校則が残ってる!
もうブラック校則は無くなったよ!

など、コメントをいただけると嬉しいです!


今後も学校や教育について、考えることを投稿していきます。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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