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【飲む薬膳】女性特有の悩みに寄り添うホーリーバジルと玫瑰花(まいかいか)    火照りや目の不調なら菊花

今日は、私が不眠気味なのを解消する為に飲んでいる
ホーリーバジルと玫瑰花(まいかいか)、さらに菊花について
中医薬膳的にみていきたいと思います。


【ホーリーバジル】


インドの伝統医学アーユルヴェーダでは
「不老不死の霊薬」とされているシソ科の植物。
スイートバジルよりも香りが強いとされています。

私的には紅茶に近い感覚の味わいで、飲みやすい部類のハーブティだと思います。

ホーリーバジルの作用

・体を温める
・肺や胃腸に作用
気血の巡りを良くする
風の邪気を分散
・頭痛、不眠、湿疹、更年期にも

上記のような事から、実は風邪の初期段階でも使えたりもします。
いわゆる悪寒がして汗は出ない状態の時です。
(前回の体調崩した時は、すっかり忘れておりました…)

また、私の目的とする『不眠』だけでなく
気血を巡らせてくれるので、冷えやイライラなどの
悩みを抱えている方にも良いかと思います。
※明らかに火照りの症状がひどい方でしたら、後ほど出てくる
【菊花茶】のほうが合うと思います。

【玫瑰花(まいかいか)】

バラ科ハマナス類のつぼみ です。

・体を温める
・肝と胃腸に作用
・気を巡らせ、鬱々感を和らげる
・血を巡らせ、血の滞りを散らす

ホーリーバジル同様にリラックス効果が高いです。
また、冷えによる生理痛や生理不順
ストレス大の時や生理前など、胸~脇あたりの脹るような痛みにも。
女性特有の悩みに寄り添う薬膳食材と言えます。

ホーリーバジルと一緒にお茶として飲む時
ほんのりローズの香りがして、とっても癒されます。

ホーリーバジルの茶葉と玫瑰花(蕾の映りが…実物はもっと色味が良いです)

【菊花 (きっか)】

花が咲く直前の菊のつぼみ です。

・体を冷やす
・肝と肺に作用
・体内に溜まった余分な熱を冷まし炎症や痛みを抑える
・目の渇き、カスミ目、結膜の充血など目のトラブル
・上に上がりすぎた陽気を鎮め、肝気の流れを正常に戻す


目は肝とつながりが深いところです。
ここで少し、「肝」についてのはなしをさせてください。

「血」を蓄え、流れを調節しているのが「肝」です。
そして、「肝」が蔵している「血」が不足すると(肝血虚)
上記のような目の不調が起こりやすくなります。

この「血」の不足に加え、「陰(津液)」も不足してくると
熱(虚熱)が生まれます。
これにより、ドライアイなどの目の不調が起こりやすくなります。

また、「肝」は全身の「気」の巡りの調節を主っています。
このはたらきが正常だと、気の巡りはスムーズ。
異常が起きて、気の動きが弱くなると、気分どんより
過剰になると、カッカしたり怒りっぽくなったりします。

「肝」のはたらきの不調によるタイプは多岐に亘ります。
ここではその説明は割愛しますが、「肝」と目のつながりについて、何となくイメージして頂けたら嬉しいです。



今回ご紹介の3点は、ご存じの方も多かったでしょうか。
(私は中医薬膳のことを勉強するまでは、玫瑰花や菊花は知りませんでした。)

お茶を飲んだくらいでは、体質改善には至らないかもしれません。
ですが、コーヒーやお茶などいつもの選択を少し変えて
身体の変化を観察してみるのも面白いと思います。

私が単純なのかもしれませんが、バジルと玫瑰花ブレンドティーは
リラックス効果絶大です♪

何かと気忙しい時季です。
どうぞご自分を労ることも気に留めつつお過ごしくださいませ。

2025年は良い年になりますように。。。

お付き合いいただきありがとうございました。


YO

#身体ケア
#中医学

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