クリスマスランチ
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
晴天の、まるで春のような陽気のクリスマスイブとクリスマスが終わったら、今日はシトシト冷たい雨が降っています。 体調管理しっかりしないといけないなぁと思う気温差。 今日は出かける予定もないので、1日家でまったりします。
昨日のクリスマスランチ、予定通り相方の弟宅で行いました。 昨日の朝noteを更新した後、お料理開始。 オーブンを温めて、ホロホロ鳥を割と低温150度位で2時間近く焼きました。 付け合わせの紫キャベツのドイツっぽい味付けの物と、24日に茹でたブロッコリーを持参。 本当はもう一品作る予定だったのですが、義弟がローストポテトを作ると言っていたので、まぁ十分でしょうか。 ドルチェも持っていくし。
3人ぽっちのランチですが、4人分のテーブルセットがなされていました。 誰かくるの?と聞いたら、「4人分の方が綺麗でしょう?」と。 ふ〜ん、そう言うことに気を使っているのね、驚き。 そう言えばポーランドではクリスマスには人数分プラス1人のテーブルセッティングをすると友達が言っていましたっけ。 急の来客、もしくは貧しい人を招くためらしいです。
前菜は義弟作。 詰め物をしたズッキーニとスモークサーモン。
ツナと卵が入っていましたが、その他の詰め物の中身は不明。 赤いのはトマトです。
パスタも彼作。 ズッキーニとエビ、割と定番な組み合わせです。
美味しかった!
私のホロホロ鳥とキャベツ。
下に玉ねぎを敷いて、その上に乗せて焼いてみました。 こう言うやり方は初めて。 塩をよく塗り込んで、後はニンニク、ローズマリー、レモンだけの味付け。昔フィレンツェの友達が、丸ごとチキンを焼くときにはお腹にレモンを詰めると良いと教えてくれて、それ以来そのやり方をしています。 フォークでレモンにブスブスと穴を開け、丸ごとニンニク、ローズマリーなども一緒にお腹に詰めます。 今回私はレモン2個使用。 上からもオイルをかけて、じっくりと焼きます。
紫キャベツは千切りにして、フェンネルシードと一緒にオリーブオイルで炒めます。 柔らかくなって来たら白ワインビネガーを加え、お水も少し加えて完全に柔らかくなるまで火を通します。 そう、ここイタリアでは野菜のシャキシャキ感は求められていないのです。
長いことホロホロ鳥を焼いたことがなかったので少々不安はありましたが、と〜ってもしっとりと焼き上がってホッ。 義弟にすごく褒められ、焼き方を伝授してきました。
私はここでランチ終了ですが、男共2人はドルチェへ突入です。
左はブッチェラートと言う、クリスマスのお菓子、右はお馴染みのカッサータです。
サクサクとしたビスコッティ生地に、アーモンドや乾燥イチジクや、何やら入ったお菓子。 中身は地域によって少々変わるそうです。
カッサータはもうバロック調のゴテゴテデコレーション。 中のクリームはリコッタクリーム。 裏ごししたリコッタとお砂糖で作ります。 このリコッタクリームはシチリアのドルチェには欠かせません。 リコッタクリーム、スポンジ、マジパン、そしてアイシングで覆ってある、超高カロリーなドルチェ。 更に上には砂糖漬けのフルーツが乗っていて、カロリーを引き上げています。
小けれど暖炉もある義弟宅。 食後は暖炉の前でおしゃべりをして、夕方遅くなる前に帰宅しました。
クリスマスランチ、義弟が1人で過ごすことがなくて良かった。 マメな彼ですが、今年はやはりツリーを出さなかったようです。 そんな気分ではないって事ですね。 お子さんのいないお宅では出さなかった人も多いようでした。
クリスマスが終わると今年も後1週間ですね。 元気に過ごしたいと思っています。
リチャードさんの企画に参加します。