
小エビのフライが大好評
シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
魚の値段が上昇していると何度かお伝えしましたが、この戦争でますます上がりそうです。 近所の魚屋ではなく、散歩に出た時に見付けた行ったことのない魚屋さんでエビを購入。 1Kgで20€(2500円くらい)でした。 この手のエビ、暫く前までは14€くらいだったのですよ。 まぁ鮮度は抜群でしたから良いとしよう。
500g購入、でも全く何を作るかは考えていなかった。 で、夜になってさてどうしよう? 茹でてルコラと一緒にサラダでも良いかなと思ったのですが、それだけでは夕食が成り立たない。 エビをメインにしなくては。
で、思い付いたのがフライ。 もちろん大きなエビで作るのが正統でしょうし、その方が美味しいと思いますが、いわゆるブラックタイガー的なエビを手に入れるのは非常に困難なシチリア。 全体にエビが小さいの。 だけどこれでフライを作ろう。
ごく普通に小麦粉→卵→パン粉。 ここで日本のパン粉でないのが残念なのですが、まぁこんなにチビだから細かいパン粉も合いそう。
半量を揚げました。 こんなにチビだと本当に30秒くらいで揚がっちゃう。
マッシュルーム入りのサラダと茹でてあったアーティチョークを添えて。
この小エビのフライ、相方に妙に好評でした。 イタリアのフリットは、小麦粉だけか天ぷらみたいな衣をつけるかのどちらかが主流で、日本の「フライ」ってないんですよね。 お肉ではカツレツがありますが、小麦粉はつけない。
彼にしてみたら非常に新しいお料理だったようです。 お寿司を食べに行く時に海老のフライ的な物は食べますが、あれは外で食べる物だと言う認識だったみたい。
今度友達呼んだらこれを作ろうか?と提案したら、「その前に何回か練習してね」ですって。 つまり翻訳すると「また作ってね」と言うことであります(笑)。
それにしても日本のフライ、手間と洗い物が増えます。 結構面倒な料理であります。 やる気のない私、よくやった! と、自分を褒めまくりの夜でした。