SOUND
アート制作においていつも心掛けていることは、その作品に入り込む事です。描く瞬間よりも、イメージを膨らますことに時間がかかります。そして思いついたビジュアルはすべて言葉にしてノートに書き写しています。
私は元々NEW YORK FILM ACADEMYというLAにあるフィルムスクールで映画監督になるための勉学に励んでいました。映画と言う総合芸術を学びたくて、その頃は舞台女優や色々な方と一緒に作品を作っていましたが、LAと言う土地柄アートとは少し遠い印象でした。
またその時の話をしたいと思いますが、今回は作品をビジュアル化させるまでの経緯をお話したいと思います。
「好きな音楽はありますか?」
私の人生を変えたと言っていいほどのアーティストに巡り合いました。
STINA NORDENSTAM です。スウェーデンの女性シンガーで、彼女のウィスパーヴォイスや曲にとことん魅了されました。彼女の曲を聞くと見えてくる風景、情景、色々な景色や感情が浮かび上がります。
子供の頃から何かになりきるの好きだった私は、好きな音楽を聞いては妄想に明け暮れていました。特にその頃お気に入りだったのはBACH(バッハ)です。BACHのチェンバロの曲を聞くのがたまらなく好きで、その頃夜に聞きながら寝ると曲にのめり込み過ぎて寝れなくなってしまったものです。
好きな曲から溢れ出てくる景色、物語、色々な湧き上がる物をビジュアル化し、私なりに可視化する事で私の作品は構成されています。
話が少し変わりますが、よく夢を見ます。夢の中で誰かに恋しているのですがその人は実在しない人の様で、時々出てくるのですが顔が思い出せない人なのです。
「誰なんだろう、、。」
それは、置いておいて、アートを見る時にアーティストがどんな曲を好んでいるのか聞いてみるのも良いかもしれませんね。私は作品に取り掛かる前に必ず、曲を聞いてどっぷり世界に入り込むので、プレイリストにしてまとめてあります。音楽で作品のテイストがガラリと変わったり、後からみると不思議な感じです。
いつかプレイリストを公表したいと思います。笑
今日はここまで、良い1日を。