COE評価項目マウスフィールに、ボディ感が含まれる理由。
COE評価項目(*スペシャルティコーヒーの品質を評価するためのCOE基準の評価)の中の、マウスフィールという評価項目では、液体の質感を評価する項目であるのですが、その項目の中でボディ感も同時にチェックしている。
その理由は、液体の質感という「品質」を見る目線は「量的」であってはならないため、「液体の質感」という質を評価する質的な目線と、ボディ感の「量感」を示す量的な目線とを区別をするためであり、「ボディはこれくらいの量感であるけれど、液体の質感はこのようなクオリティがあります。」と提示するために、目線を分けて記入し、自分以外の人がコメントを読んだ際に、コメントから想像することが可能になるように、マウスフィールの項目にボディ感も含まれているのだと解釈をしている。
量感であるボディのコメントとしては、ボリュームが少ないものから、
ライト → ミディアム・ライト → ミディアム → ミディアム・ハイ → フル(ヘビー)
となる。
ちなみにボクは、ボディ感の質感が良い場合はリッチを使い、ボディの質感が貧相な場合はチープを使っていますが、英語圏の方に対して使うと意味合いが間違っている可能性もあるので、日本人限定で使っています。
ということで、「液体の量感は、ボディのふくよかさを示している」のに対して、「液体の質感は、液体のクオリティを示している」ということです。
この2つの目線の違いを感覚において理解をする必要があり、その目線は量的な強弱というボリュームの目線と、品質(クオリティ)を見るという目線である。