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新刊落としちまった悲しみに……【文フリ東京36出店案内】

 こんにちは、橘です。
 きたる5月21日に開催される文学フリマ東京36にサークル「清香舎」として参加いたします。前回の東京35に引き続き2回目の参加です。

 新刊を出そうと思っていたのですが、今回は間に合わなかったので、代替として無料配布の冊子を用意しました。他既刊2冊を販売予定です。

本記事では、ブースの場所や販売する作品の概要・あらすじを紹介します。

 また、当日ブースに置く予定の見本誌のPDFデータも公開中です。
各話冒頭4ページ分の本文が読めます。ぜひご参考までに。

👆QRコードから本文の見本が読めます👆

場所は、第一展示場【N-28】ブースです。

左奥側の【第1展示場】です
出口前のN列の中ほどです

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【無料配布】 さよなら、青。(Prologue+Episode1:Section1)

これは、彼と彼女の、はかない記憶についての断片的な物語––––

とある山奥の学校に引っ越すことになった主人公。
東京の暮らしに慣れていた彼には、どうにも田舎暮らしが合わない。
クラスに馴染めないまま数ヶ月が経ったある日、
彼は同じクラスの少女のある秘密を知ることになる。
そこから彼と彼女の不思議な関係が始まり……。
––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
以前執筆した長編小説(未発表)のプロローグ+第1話第1節を冊子にまとめてみました。
全16ページ、会場限定の無料配布冊子です。

『さよなら、青。』書影

【既刊】 空色の季節(ポストカード付き700円)

短編3篇を収録した短編集です。
midjourney生成の各作品のイメージボードを印刷したポストカード3枚付きで700円です(下記の詩歌集とセットで1000円)。

『空色の季節』書影

 思春期から青年期の3人の男女が主人公で、それぞれ夏秋冬の3つの季節をイメージしています(本来はもう一作「春」をイメージした作品があったのですが、落としました)。

 青春時代を生きる男女の心情を繊細な筆致で描いた作品たちです。サークルでの初出稿から、かなり時間をかけて推敲したので、皆様の期待に添える作品に仕上がったと思います。

 特に『白い音』はサークルのゼミ発表時でも、noteで公開した時も割と評価をもらえた自信作です。

 各作品のあらすじは以下のとおりです。


「クジラとぼくと」
あの日見たクジラを今でも忘れずにいる……。
東京のはるか南、とある島で暮らす少年は岬でクジラと出会う。祖父から貰った不思議な呼笛のおかげだ。何度もクジラに出会う内に少年は不思議な体験をするが、そんな日々はある日突然を終わりを迎える……。
––––かつての少年時代と取り戻せない思い出をめぐる物語

「クジラとぼくと」イメージボード

「セキレイ」
かつて愛を知ったはずの男と、未だ愛を知らぬ女がふとしたきっかけで巡り合う。大学入学を機に変わろうとする2人は徐々にお互いに惹かれていく。––––愛を知ろうとする2人の不器用な物語。

「セキレイ」イメージボード

「白い音」
高校生の「わたし」は無理やり合唱コンの伴奏役を任される。本当は音楽が嫌いなはずの「わたし」がそれでも練習を続けられるのは、「彼女」のおかげだ……。
––––ふれたら雪のように溶けて消えてしまいそうな、はかない思いを抱えた少女の切ない物語。

「白い音」イメージボード

【既刊】 瑠璃の花(ポストカード付き400円)

 筆者が中学から大学までの間作った和歌・短歌を集めた詩歌集です。
イメージボードを印刷したポストカード付き、400円(上記の短編集とセットで1000円)

『瑠璃の花』書影

 この歌集は2015年段階でまとめた「青き春」、2016年段階でまとめた「あかね空」、そしてそれ以降の歌をまとめた「瑠璃の花」の3部構成になっています。

 前半2つの「青き春」「あかね空」は文語調の和歌が中心ですが、古語に慣れていない方でも比較的読みやすいかと思います。また、表題作の「瑠璃の花」は現代短歌になっていて、恋愛短歌をメインテーマとした作品になっています。


 当日会場に行けない方向けに、現在BOOTHでも販売中です(会場限定配布品以外)。
 前回の売れ行きから、会場販売で在庫が全て無くなることは流石に無い気もしていますが、不安な方は前もってBOOTHでお買い上げいただけると確実に入手できるかと思います。

👇BOOTHのリンクはこちら👇


それでは、今日はこのあたりで。会場でお会いしましょう。

(了)

【今日のタイトル元ネタ】
中原中也の詩。原題は旧仮名表記で「汚れつちまつた悲しみに」。
中原中也(1907年〜1937年)は、日本の詩人・歌人・翻訳家。代々開業医である名家の長男として生まれ、跡取りとして医者になることを期待されていた。小学校時代は学業成績もよく神童とも呼ばれたが、8歳の時、弟が風邪により病死したことで文学に目覚めた。中也は30歳の若さで死去したが、生涯で350篇以上の詩を残した。その一部は、結婚の翌年刊行した第1詩集『山羊の歌』および中也の死の翌年出版された第2詩集『在りし日の歌』に収録されている。

ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/中原中也)より

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