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【創作小説】まわれ!今川やきくん!ガーナの巻⑺


「ガハハ! そうさ! きっと…な!!」

「ペペペ! ペーーーーっちゃん!」



「ボクは キミのスイーツ勝負をする相手には なれないけど…キミと出会えたこと! とっても嬉しく思う!」

「ウヒャー!ポッドくん! オレも めっちゃ嬉しいぜー!そんなことを言ってもらったら オレは 白飯だけで 一ヶ月は 暮らしていけるなっ!」


え?そうなの?



「そして…これからも ボクは このお守りを大事に ボクらしく…そう。ここ ガーナで働く人間の子供たちにとっても チョコグラサンは 生きていく心の支えとなるよ!」

「カーーーーーーーーーーッ!! オレも ポッドくんと出会えて、いろいろ学んだぜーー!」

「ペーーーーーーーーーーッ!!」

「ガーナミルクチョコとホワイトクランキーチョコの違い!」


え? そこなの?


「あはは!知らないことを知るのは 楽しいよね!そしてやっぱり…忘れないで欲しいんだ。世界には 小さな子供たちが 働かされている場所があるってこと…」

「うむ…」

「ペぇ…」


「学校へ行く為に必要なお金を 得ることができない場所があるってこと…」

「うむ。うむ」

「ぺぇ。ぺ」


「だから お金を使う時には、どうか 思い出してほしいんだ。お金を 得ることは 大事だってこと…。どうか 忘れないで 心に残しておいてほしいんだ。世界中どこにいても…」


「忘れるもんかーーーーっ!出来上がった旨いチョコ、それには 悲しい出来事も入っているってこと!」

「ペーーーーっ!」


「絶対!絶対!忘れるなんて なるもんか!ヒナちゃんと同じくらいにな!」

「うん!約束!」

「約束!」

「ぺっぺ!」




『忘れないで』のこと…しつこいかもしれないね。でも 大事なことだと思うんだな…うん。




「さて! う〜む…む…… オレ!! 」

「何?太鼓くん!」


「ふふふ…次に挑んでみたいとこ!決めたぜーーーーっ!」

「え!?」

「ぺ!?」



え? あ、そうなんだ…。 次はどこだろう?



ガーナの巻 完 
次回の国へ 続く

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