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父の起き上がった最後の姿 #2
兄にメールをしたが返答はない。
父の入院の手続きをして、父はひとまず救命救急センターに入った。
薬で眠っている。看護師さんがつきっきりで見てくれている。
明日の朝に精密検査をするとのこと。
ちゃんと目を覚ますのか心配だったが、明日も仕事があるため、帰宅することにした。
次の日の朝、病院に行って先生の話を聞いた。
先生は脳外科の先生だった。
脳のCTやMRIの写真を見ながら説明を聞いた。
父は、
父が亡くなるまでの私と父の備忘録 #0
「父が亡くなってからもう少しで1年が経つのか…」
時間が経つのは早いもので、父が救急車で運ばれてからそろそろ3年が経とうとしている。あの日から今日まで、本当にあっという間だった。
今でも父の顔を思い出すと涙が止まらない。
まだどこかで生きているような感覚。
その時の出来事は昨日のように思い出せるが、時間の経過と共に、父との病院生活や介護生活の記憶が薄れていくような気がして…
こうして備忘録とし