私訳『菜根譚』⑱~虎の背に乗る危うさ 32 泉聲悠韻 2024年11月10日 13:47 進歩處,便思退歩,庶免觸藩之禍。着手時,先圖放手,纔脱騎虎之危。歩を進むる処、便すなわち歩を退くを思わば、庶ほとんど藩まがきに触るるの禍わざわいを免まぬかれん。手を着くる時、先まず手を放つを図はからば、纔わずかに虎に騎のるの危あやうきを脱のがれん。一歩前に進むときは、のちに一歩退くことも頭に入れておこう。そうすれば、 牡羊おひつじが垣根に突っ込んで身動きができない・・・ 角が引っ掛かって抜けない!というような災難を免れることができる。何かに着手するときは、のちに手を引くことも予測しておこう。そうすれば、 虎の背に乗ってもう降りることができない・・・ 降りたら虎に噛み殺される!というような危険を避けることができる。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #古典がすき 4,741件 #格言 #古典がすき #中国古典 #漢文 #菜根譚 32