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きのこをドライフラワーにしたら、ファンタジーの森ができた【Kannax Labo】
こんにちは。
あなたの物語を保存するアフターブーケスタジオkannaxです。
カナックスの実験的な試みをご紹介するKannax Lab🧪
今回は、秋のきのこを使って、ドライフラワーのファンタジーの世界観の森を作ります!
前回のKannax Labはこちら↓
![](https://assets.st-note.com/img/1699414335329-NmOkHlQlAa.jpg?width=1200)
今回使うのは、えりんぎしめじ、栗。
栗は次回のKannax Labに使われるので、お楽しみに♪
栗は半分に割って中身をくり抜く下処理をしました。全てカッターとハサミで行ったため、くり抜き作業は少しヒヤヒヤ…
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シリカゲルという砂上の乾燥剤に埋める工程へ。
きのこは下処理が必要ないのでそのまま埋めていきます。栗はくり抜いた部分にもしっかりシリカゲルを詰めていきます。
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シリカゲルがタッパーにパンパンに詰まったら、ここから2週間ほど放置して乾燥させます。さて、綺麗に乾燥されるでしょうか…!
それでは、2週間たったきのこたちをシリカゲルから取り出していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1699772158674-ryqWGoGI8A.jpg?width=1200)
しめじが出てきました。柄の部分が細くなっています。
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栗は鬼皮の硬さもあり、乾燥前と見た目が全く変わりません。
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素材についたシリカゲルを筆で払い掃除していきます。
他にも一緒に入れる花材を揃えたら、アレンジ開始です!
今回はグランデ額を横にして、奥行きを出すアレンジにしていきます。
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通常のアフターブーケでは、”釜” と呼ばれる額内のボックスの一番面積の広い面の部分を床にしてアレンジしますが、今回は珍しく、横にした釜の床部分から生えてくるように花材を固定します。
森の背景として、小さめの木材をワイヤーと接着剤で固定させて、その隙間にピンクのアンスリウムを配置。木と並んだアンスリウムには巨大植物のような迫力が加わり、ファンタジー世界の森を表現。
ちなみに、木材はきのこと同化しないように少しシルバーのスプレーがけをしました。
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くすみかかった色が特徴的な秋色紫陽花や、青や黄色のケイトウを低い位置に刺して、木の根元を隠します。
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土台となる花材が固定されたら、きのこを配置。
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隙間に残りの花材を刺していきます。
画像中央の、壺のような形のものはユーカリの実。普段目にしない植物なだけに、他の花材と相まって少し不気味な雰囲気を感じます。
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また、今回は初の試みとして、床部分だけでなく上部にも花材を接着させて、さらに森の奥行きを再現します!
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最後に、脆い花材がないかチェックするため、釜をひっくり返して叩く最終確認。これは通常のドライフラワーのアフターブーケ作成でも行っており、本社スタジオではよく釜を叩くポンポンポンッという音が廊下でも聞こえてきます。そして額に入れると……
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使用額:グランデ シャビーシック
完成です!
額全体を大胆に使い、奥行きがある仕上がりです。
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わさわさと生えるしめじの側にあえて似た形状の紫陽花やバーゼリアを配置することでファンタジーの世界観を演出。しめじは上にも接着しました。
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右側ではエリンギが主役に。エリンギ横の、猫じゃらしのような形のストロベリーキャンドルの背丈と並ぶと、不思議の国のアリスの世界のようです。
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また、アメリカの菌類学者であるポール・スタメッツの言葉から引用した、「The language of nature(自然からの言葉)」というフレーズをワード部分に刻印しました。
制作の様子は、Youtubeショートでも配信中です♪
こちらの額は本社リビングにて展示中です。
お近くにお越しの際には、ぜひお気軽にお越しください!
(見学には予約が必要です。)
次回のKannax Labでは、きのこと一緒にドライフラワーにした栗を使ったアフターブーケを作っていきます🍂
カナックスのアフターブーケ
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アフターブーケは、お客様の想い出の花をお預かりし、「プレスフラワー(押し花)」または「フレッシュドライフラワー」に保存加工するオーダーメイドのサービスです。カナックスの独自の製法で、花びら一枚一枚、茎一本一本を丁寧に乾燥させ、熟練のデザイナー職人の手でアフターブーケとして想い出を形にしています。
※AFTER BOUQUET アフターブーケは株式会社カナックスの登録商標です。
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