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積みくずし日記|2024年10月29日(火)

お腹の調子が良くない。
さらになんだか天気も優れず、肩に何かのっているような重さを感じる。

こういう日は部屋に篭ると良くない方向へ思考が引きずられがちなので、あえて外に出ることにした。

帰省前からコツコツと進めていた着ない洋服の整理がちょうど完了したので、買取専門店へ持っていくことに。
住んでいるエリアに古着屋さんは何軒かあるものの、買取をしている場所が少なく、かといってフリマアプリで一着ずつ売る根気もなく、服に限らず何でも買取OKなお店があるのは大変心強い。

入店してみると、私以外は誰もいなかった。
休日は結構待たされるイメージがあったので拍子抜けしつつ、早速大量の服をテーブルに並べていく。
対応してくれた店員さんはとても気さくで、服以外も買取をやっていること、素材としての買取になるので1点あたりの値段は安いが、捨ててしまうくらいであればぜひ持ってきてくださいと教えてくれた。
素材としての買取、という概念がなかったので、世の中色々な商売があるものだなあとしみじみ感じる。

持ち込んだ服は、コート一着に高値がつき、40着ほど持ち込んで2000円になった。
大学生のときに友人といったアメ村で買ってから毎日のように着ていたコートで、いざ手放すとなると、運転免許を取り立てで終始絶叫&命の危険を感じながら這う這うの体でやっとこさ辿り着いた大阪旅行の記憶が蘇る。
楽しかった記憶に紐づいているし愛着もあったけど、残念ながら似合わなくなってきていたので手放すことに。
別れはさみしいがきっと次の素敵なコートに出会えることを期待しよう。

小銭でもありがたい今日この頃、財布を整理していたら退職前に一攫千金を夢見て買ったサマージャンボ宝くじの5等券が出てきた。
現状を見るに容易くお分かりいただけると思うが、サマージャンボの夢は盛大に散り、人間とは粛々と生きていくしかないのだなと痛感して終わった。

サマージャンボの販売時期は、丁度会社で続々と退職者が出始め、一部は移籍の噂があるものの移籍先が決まっているのか謎、Aさんは退職勧奨を受けたらしい、長期休職のKさんはどうなるのか?戻ってくる場所はあるの?…そんな声がオフィスのあちこちからヒソヒソと聞こえているようなタイミングだった。

私に関しても移籍と指示は出たが詳細な情報はなく、先行きがどうなるか全くわからない霧の中をとりあえず走れと言われる、そんな状態。
仲の良かった先輩が「こんなに嫌なことがたくさんあったし、サマージャンボに夢くらい見てみてもいいよね」と話しているのを聞き、それでは私も…と人生で初めてサマージャンボを買ってみたのだった。
外れたけど!!!甘くないよねそんなに人生って!

少額ではあるがせっかく見つけたのだし、換金しに行こうと思い、近所で宝くじ売り場を検索してみる。
意外と近場にあったので早速いってみることに。
300円をゲットして帰宅…と思ったところ売り場のおばさまに「300円のスクラッチもあるけどいかが」と声をかけられた。

頭の中を天使と悪魔が駆け巡る。
今私は立派な無職。300円あれば2日分の食材になる。今200円を稼ぐために必死にメルカリで物を売っているよね?やめておきなよ…
いやいやでもアンビリーバボーとかでやりそうじゃない、人生どん底でなけなしの数百円で買ったくじが大当たりして一気に億万長者に、みたいな。別に高額当選を狙っているわけじゃないのよ、2000円でも嬉しいのよ、当たるためには買ってみないと始まらないんじゃない…

この間、30秒もなかったと思うけど、私には永遠に感じた。
次の瞬間、口から出ていたのは「一枚ください」。
悪魔の勝ちです!おめでとう(泣)!!

半同居人が休日に時折200円のスクラッチをやっていて、何度か削るお手伝いをしたことがあったのだけれど、300円だとデザインだったり方式?が結構違った。
ゲームも2種類あり、最低金額の300円であれば当たる可能性が2回分残されている。

一枚のスクラッチカードを握りしめ、帰宅。

帰ってきて早々、母に電話をかけた。
前日の夜、父と通話した際に私が「父に相談をせねば〜」と言っていたことを母が事前に言伝してくれていたと知ったので、取り急ぎ御礼を伝えることに。

私が今住んでいる部屋は防寒設備はまあまあ終わっているものの、エリアと部屋の広さから考えるとほどほどに安く、かつ隣人もいないので静か&快適に過ごせている。
でもそんな部屋で唯一気に入らなかったのが、キッチンの蛇口が低すぎるかつシンクに対して並行であること。(このタイプ

何が大変ってまな板や鍋、フライパンなど大物を洗うときにとにかく引っかかる!
急須に水を入れる時も食器の洗いのこしなど先客がいるとスペース的にNGなので、渋々「先に洗うか…」という状態で暮らしてきた。

私はまだなんとかイライラしつつも使いこなしていたのだが、私より身長の大きい半同居人がとにかく使いづらそうで、完全同居に向けなんとか改善できないかその方面に詳しい父に相談をすることにしたのだった。

実家にいたときはあまり頼ることはなかった父だけど、上京するときの部屋の内見でトイレの故障や浴室の水栓の異常を見抜き、管理会社へ掛け合ってくれたりと非常に頼りになった。
同時にあまり彼が見せてこなかった「仕事人としての父」像を垣間見ることができるので、やっぱり色々あったけど上京して良かったなあと、本人には言わないけど思っている。

早速「蛇口 パイプの交換方法」というYoutube動画のリンクも送られてきた。
比較的手先は器用な方だけど蛇口のナットを緩めるのはやったことがなく、不安が残るがなんとかするしかない。

夕方にかけ天気が崩れていく。
読書ペースを上げようと単行本を手にするも気が散ってしまい、前半部分を読み終わって断念することにした。

この日読んでいたのは「誓います-結婚できない僕と彼氏が学んだ結婚の意味

レシートでもなんでも栞代わりにしてしまう癖があるが、最近は2年前に谷中でなぜか購入したギリシャ神話カードゲームを挟むことが多い。

お気に入りの栞もいくつかあるので、また改めてまとめられたらいいな。

夜ご飯は「鶏団子のみぞれ煮」に決定。

料理の写真を撮るコツが知りたい

レシピ:鶏団子のみぞれ煮(2-3人前)

材料
-鶏団子
玉ねぎ           1/8個
鶏ひき肉          200gくらい
片栗粉           大さじ1くらい
塩胡椒           適量
五香粉(ウーシャンフェン) 3振りくらい 
※なくてもいいです。無しの場合は塩胡椒ちょっと多めが良いかも

えのき 100gくらい
しめじ 100gくらい
大根  150gくらい

水 400mlくらい
顆粒だし 小さじ1~1.5くらい(お好みで量は調整してください)
しょうが 小さじ1/2くらい

①えのきとしめじの根本を落としてほぐしておく。玉ねぎはみじん切り〜粗みじん切りくらい。大根は皮を剥いてすりおろす。水気は切らなくてもOK。
②ボウルに鶏団子の材料を入れてよく練り混ぜる。ひき肉の色が変わってくるくらいで適当な大きさに丸める。
③鍋に水、顆粒だし、しょうがを入れて火をかける。沸騰したらえのきとしめじを入れて、肉団子も優しく投入。崩れないように転がしつつ、肉団子に火が通るまで煮込む。
④火が通ったら弱火にして大根おろしを入れる。全体的に温まるまで加熱したらOK。

半同居人は大根おろし(生)が苦手なのですが、これは大丈夫だったみたい。
匂いが気にならなければにんにくを足してもいいし、肉団子にしょうがを入れるのもいいと思います。
青ネギとかあれば最後飾り付けに乗せるのもよし。

おばあちゃんから譲り受けた茶碗蒸しの器を使ったので、父に写真を送ると「見せておくね〜喜ぶと思う」とのこと。
天気は悪かったけど充実した1日だったな。

あ、スクラッチは外れてました。






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蟹類
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