【読書感想】 三体X 観想之宙
三体X 【観想之宙/かんそうのそら】 宝樹
『三体』が好きすぎて二次創作から公式へ。
読むと『三体』愛で溢れてる(*´˘`*)💕
公式スピンオフ小説‼️
こちらの作品は『三体』シリーズ本編(劉慈欣 著)の続編ではありません。
あくまで宝樹さんの二次創作だと言うことを考慮して読んだ方が良いです^ ^
なので、当然『三体』シリーズを読んでいないと内容はちんぷんかんぷんですし、スピンオフなので、ある場面での伏線を回収して創作してあります。
ネタバレあまりしたくないのですが、ざっくりどのような話かはAmazonの作品紹介を貼る程度にしておきます。
まず『三体』の二次創作、スピンオフと意識して読むと『三体III 死神永生』での謎が回収されて物語が繋がりすっきりします。
プラネット・ブルーで艾AAと過ごす雲天明。
そこで自身の過去を話していくのですが、その思い出話が上手く本編と繋がるように仕上がっています。
個人的に智子が好きなのですが、智子のキャラのイメージがちょっとだけ違うなぁと…(^_^;)
ですが、そこもまぁ、二次創作の楽しい所なのかなと。
割り切って読めば、智子や程心の意外な一面も見れて、とても面白いです。
若干のやり過ぎ感もまたアリです。
次に『三体』関係なく、SF小説として読むと、すんごく面白いです。
『三体』の設定ありきなのは仕方ないのですが、三体文明の中に捕らえられていた時に作った物語や、後半の智子と程心のやり取り。
低次元化する前の王と歌い手との話、捜索者と潜伏者など、スケールが大きいのは当たり前で、本作でも出てきそうなくらい。
天明こんなにすごい人だったの?ってちょっとびっくりしちゃいますが、独立した作品だと思うと評価は上がります。
難しいところですね。
『三体』の絶対のイメージというものが各個人であると思うので、原作者が書いている物語ではないのだとなると、賛否両論あると思います。
とはいえ、宝樹さんの『三体』愛はすごく伝わってきました^ ^
私としては、智子のイメージが何だか腑に落ちない所ではあるのですが、内容はとてもとても面白かったので、やはり高評価‼️という感じで読み終わりました^ ^
(2022年12月22日 追記)
そして、12月21日‼️
劉 慈欣『三体III 死神永生』の続編、待望の新刊が出ました🙌
読むぞ〜💕💕q(T▽Tq)✨