まほろば
人間の多くは、年輪を重ねて今を生きている。一生を終える毎に年輪が増えていく。初発の若々しいものもあれば、生き死にを何度も繰り返し、大木になっている者もいる。それが、同じ世界に同時に存在しているからこの世は面白い。年輪が多い方が偉いとか偉くないとか、そういうことではない。一人ひとりの人生には、大きな目的があり、その上で、今世での生きる目的も有している。それは、過去の世を生きた生き様が土台になっている。ならば今の私は、どのくらい年輪を重ねているのか。そして過去世でどのような人生を送ってきているのか。それは神のみぞ知る。知ったところで卒倒するだけぞ。即ち、今を精一杯に生きよということ。地球はまほろば。なぜ、今、この地球に住まわせてもらえているのか、どのような使命を有しているのか。今世、自分はどう生きるべきか。そのことを深く考え、自分で答えを導き出すことを求められている。死は終わりではない。生きた経験を死をもって振り返り、一つの節目とし、その反省を元に、また新しい課題を持って生まれるのだ。だが、この年輪を重ねられるのは、今世を精一杯生き切った者のみ。失敗も悲しみも苦しみも、僅かな楽しかった経験も共に年輪に刻まれる。中途半端でいい加減に生きた時、その輪郭は薄く、弱々しく節目とならぬ。そのような魂がそこら中にしこたま浮遊するようでは、このまほろばもやがて崩れ去っていくという実相があることを心得なければならない。
そのことを肝に銘じ、今世を精一杯生き切ります。
有難う御座います。
幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者