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ZOMBB

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山田次郎21歳、契約社員。 サバイバルゲームチーム「モーニング・フォッグ」のメンバーの一人。 次郎はある朝目覚めると、街中をゾンビが徘徊していることに気がついた。 それも電動ガン…
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#小説

ZOMBB 1発目 ある朝目覚めたら・・・ってテンプレだよね

山田次郎21歳、某私立大学法学部中退、 職業はフリーター。都内の6畳一間の 古アパートの2…

ZOMBB 2発目 やわらかゾンビ

古アパートの階段を降りていくと、 街はとんでもないことになっていた。 何十体ものゾンビがう…

ZOMBB 3発目 トイガンショップ・エチゼンヤへ

<トイガンショップ・エチゼンヤ>には20分ほどして到着した。 山田次郎はズーマーXのエン…

ZOMBB 4発目 オレのコードネームは「スネーク」だっつーの!

「相模原市って、バトルフィールドの?」 山田次郎はハナクソをほじりながら伊藤店長に訊いた…

ZOMBB 5発目 対ゾンビ用パワード・スーツ(エチゼンヤ店長手作り)

「どうだ!凄いだろう!2年かけて僕が造ったんだ」 伊藤店長は、得意満面だ。瞳がキラキラし…

ZOMBB 6発目 コードネーム・ララ

新垣優実———コードネーム・ララ 彼女は不敵な笑みを浮かべていた。 相変わらずの<ララ・ク…

ZOMBB 7発目 いざ救出へ

山田次郎の見つめる青空には、 ちらほらと綿菓子のような雲が、 ゆるやかな風に乗って流れていた。 なんて、いい天気だ。次郎は思った。 こんないい天気は、 本来ならサバイバルゲーム日和なのだ。 なのにオレは、電化製品を身にまとったような姿で、 片方パンクしたリアカーに乗せられている。 ララの乗ったマシン、 FJR1300ASは一路、国道16号線を走る。 後部のリアカーに乗せられたパワードダンボール次郎は、 ときおり激しくバウンドしながら、 無言でその青い空を見上げている。 周

ZOMBB 8発目 これだけは言える、オレの名はアイ〇ンマンだ―――

坂原兄———アジアのランボー、坂原弟———山猫、 貫井源一郎———パットン、丸川信也——…

ZOMBB 9発目 フィールド脱出

山田次郎は鼻血と鼻水を垂れ流しながら、 なんとか立ち上がった。 だが、パワードスーツが重く…

ZOMBB 10発目 ゾンビ・チェイス

モーニングフォッグ一行は、各自車に分乗し、 相模原のサバイバルゲーム・フィールドを後にし…

ZOMBB 11発目 作戦会議

エチゼンヤにモーニング・フォッグのメンバーが たどり着いた頃には、夕闇が迫っていた。 電源…

ZOMBB 12発目 商売繁盛

「あいつら大丈夫かな。 フィールドで相当弾ばらまいてたからな」 パイプ椅子に身を預けたま…

ZOMBB 13発目 陽動作戦

山田次郎は愛車ズーマーX110ccを飛ばして、 坂原隆の自宅マンションに向かった。 道路に…

ZOMBB 14発目 ナイト・オブ・ザ・リビング・次郎

山田次郎は、ズーマーXをエチゼンヤの裏口に停めると、 徘徊しているゾンビらに気づかれぬように店内に入った。 「おう、ダンボール!陽動かけてくれたんだってな」 坂原(兄)がうれしそうに言った。 「どうも、ありがとうございました。   主人ともども私達も助けてくださって・・・」 そう言って頭を下げたのは、 坂原隆の奥さんの沙耶さんだ。 学生結婚だとは耳にしていたが、 想像以上に若くて美人だった。 そして彼女の背後に隠れるようにして 小さな男の子が、じっと次郎を見つめていた。