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運動嫌いだった私が、走るようになって人生変わった。

「タイトル、大袈裟では?」と思うかたもいらっしゃるかもしれないが、最近つくづく思うことだったりする。

ランニングを始めて、3年。
楽しみながら続けることで、体力がぐんぐんついてきたし、前向きになったし、イライラしたり落ち込んだりする頻度も落ち、仕事にもいい影響を与えてくれたなあと思う。

今日はその体験について、改めて書こうと思う。


①始めたきっかけ

そもそもの話、私は運動どころかランニングが大嫌いだった。
学生時代、マラソン大会では最下位の方だったし、走る楽しみを今一つ見いだせなかった。
ダイエットのためと言って、父が30代の時にランニングを始めたのだけれど、その時も「お金を払って、フルマラソンに出ようとかよく思えるな…」などと思っていたものだ。
十数年後、お前も出るんだよォ!!!!
14300円払ってな!

そんな私だったのだけれど、コロナで家と職場の往復を繰り返しているうちに太ってしまい、しかもそのタイミングで体調も崩してしまった。
ランニングを始めたきっかけは、まずは健康のためにリングフィットアドベンチャーを始めたこと。

ちょっとずつ体力がついて、リングフィットアドベンチャーにある『ジョギングモード』で走るのが楽しくなり、「実際に走ってみるのもいいかも!」と思ったのが最初。
床の上で足踏みをしているだけだったのだけれど、「走れるかも」と思ってしまった当時の私ェ…

だけど、甘くはないのがランニングというスポーツ。
最初は500m走るだけでバテていた。
今は毎日のようにランニング関係のYouTubeを見たりして筋トレやストレッチもやっているけれど、その頃はそんなこと思いつきもしなかったので、走れなかった。

父に「え?5kmも走れないの?」と笑われたのが悔しくて、それ以来「どうやったら長く楽に走れるようになるのか」を調べたりするようになった。

5km…!まずは5kmを走れるようになりたいっ…!
(カイジっぽく)

と、心に火がつき、まずは、とりあえず歩いたり走ったりを交互にやりつつジョギング。
けれど、すぐに疲れてしまい、正直あまり楽しくはなかった。
元々走るのは好きではないし。

でも、無理なく自分のペースで走ることを心がけ、少しずつ距離を伸ばしていくうちに、ランニングの楽しさにちょっとずつ目覚めて行った。

②大会に出ることで、より深みにハマる

コロナ禍の間は、オンラインのマラソン大会に参加をしていた私。
コロナウイルスが5類になったあと、今年の4月に初めてのマラソン大会に参加をした。

初めて参加したのは、3kmマラソン。
父と共に参加。

3km走り終わった後の達成感がたまらなかったのと、応援してくださる地元の方の声援が温かかった。
マラソン大会って、楽しいんだな。
走ることって楽しいな、と思った。

そして3kmを走り終わった後、クレープを食べながらハーフマラソンの部のスタートを見たのだけれど、「私もハーフマラソンを走りたい!」という思いが芽生えた。

それから3月に10kmの大会に参加をし、近場の大会がない間は地元で開催される練習会に参加。
先月は10kmの大会に参加。
遠征マラソン楽しかった。

今月はハーフ、来月と再来月にフルマラソンの予定を入れている。
かなりハードな予定になってしまったけど、楽しみたいなあ…。

高校生の頃の私が見たら、なんというだろう。
「正気?」と笑われるんだろうなあ。

③ランニングで変わったこと


1.体調が良くなる

体温35℃。
月に1回は風邪を引く女。

それが私だった。

貧血を起こしたりすると、体温が34℃まで下がったりすることもあったので、「生きてる…?」と周りから心配されることもあった。

今では36℃が当たり前になり、風邪ひとつ引かなくなり、冬場に冷え性で「寒い寒い」と震えることもなくなった。

デスクワークなので、肩こりや腰痛とは相変わらず付き合っているけれど。
でも、手足の冷たさに驚かれることがなくなったり、仕事を体調不良で休むことがなくなったのはすごくよかったな、と思う。

2.時間管理がうまくなった

仕事をしながら、趣味のランニングも楽しむ。
となると、どうやって時間をやりくりするかというのはとても大事なことだ。

ランニングを始める前の私は、仕事が終わったらゴロゴロ寝転んでスマホ、休日も外に出ることはないのでスマホ…という過ごし方をしていた。

ランニングを始めてからは、朝早く起きなければならないので夜9時に寝て、朝4時に起きてストレッチなどをして5時から走りに行き、6時半に帰ってきてご飯を食べ、ストレッチや筋トレをし、9時から仕事をする…というのが日課になった。

仕事が終わった後も筋トレをしたり、noteを書いたりしていたりするので、あんまりゴロゴロしている時間はなくなったように思う。
とはいえゴロゴロする時間も大事なので、休日はゴロゴロ転がっていたりするけれど。

これは仕事にもすごくいい影響を与えていて、忙しいときの時間の捻出が以前よりもうまくなったのではないか、と思う。

3.前向きになった

以前の私は、何かあるとすぐに落ち込んでいた。
些細な事を気にする性質なので、極端に物事をとらえてしまって落ち込んだりすることが多かった。

今でももちろん落ち込むことは、ある。

たとえば今日なんかは、うまく頭が働かないというか、「本当に大丈夫かな?」「これ終わらせたよな?」という不安感が強く出てしまって、効率よく仕事ができなかった。

以前の私なら、「なんでこんなにうまく頭が働かないんだろう…」と思ったりして落ち込んでいたのだけれど、今は「こういう日もあるよね」「何度も予定表確認しちゃって時間かかったけど、確実に仕事は終わらせられたし、
しっかりスケジュールの再確認もできたっていうことにしとこう」と思えるようになった。

また、季節の変わり目に私は体調だったり心身のバランスを崩しやすいので、「そういうタイミング」と思えるようにもなった。

そして、前向きになれたことで、仕事にもすごくいい影響が出たのではないかな、と思う。
以前の私なら、「どうせ私は…」とか、「がんばっても無駄だし…」と思うことが多かったのだけれど、ランニングを始めてからは、「とりあえず、やってみよう!難しいことは後から考えよう!」と思えるようになった。

今月は、初めてのハーフマラソンが待っているけれど、「とりあえず、やってみよう!」の精神で、楽しんできたいなと思っている。

4.痩せた&体力がついた

こういうことを書くとナルシストみたいだけれど、ランニングを始めてから痩せたことで、お風呂に入るのが楽しみになった。
ほどよく筋肉がついている今の体が結構好きだなあ、と思う。

若いころは、「とにかく痩せればいい」と思っていたけれど、ただ食事を抜いて痩せるだけの方法を選んでしまうと、エネルギー切れを起こしやすくなる。
つまり、若いのに体力がないということになるのだ。

今はたくさん食べるけどたくさん走るので、それなりに体力はついたんじゃないかなあと思う。
体力づくりのために、会社に出社するときは1階から6階まで階段を使うようにしているのだけれど、それもそんなにしんどくないし、年に1回のハイキングも、景色を楽しむ余裕を持てるようになったと思う。

④これからのこと

とりあえず、今月のハーフマラソンをしっかり走り切りたいな、と思っている。
そして来月はフルマラソンが待っているので、そこに向けてもきちんと調整していきたい。

大会のために走る、速くなるために走る、というよりは、「楽しいから走る」というスタンスを大事にしたいな~と思っている。
そもそも走るのが苦手だったし、足も速くはないので、「楽しむ!」ということを忘れてしまったら、なんだかもったいない気がするなあ、と思うのだ。

今月の目標は、今度こそ月間200kmを走りきること。
あんまり根を詰めすぎると義務になってしまうので、練習会やマラソン大会などを通して楽しみながら、目標達成をしていきたいなと思う。

終わりに

「走るの大嫌い!」と言っていたのが、「楽しく走りたいから」整骨院に行って調整をしたり、筋トレをしたりするようになるとは思ってもいなかった。

走ることは楽しいこと。
そして、私の人生にいろんなことを与えてくれた趣味だな、と思う。
走っていなければ、全国各地におもしろいランニング大会があるなんて知らなかったし、トレイルランニングやウルトラマラソンなどといった種目があることも知らなかったはず。

たくさんフルマラソンを走れるようになったら、トレイルランニングにも挑戦してみたいな。

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