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初めてのフルマラソン後、改めて感じたこと


先日、初めてフルマラソンに挑戦しましたー!

もともと運動が大嫌いということもあって、完走した時の達成感は何にも代え難いものでした。

今回は、その後に感じた思いを改めて振り返りながら、フルマラソンを通じて得た気づきについて書いてみたいと思います。

1. 「自分を信じる力」の大切さ


 レースの途中、36km地点あたりで「もしかしたら厳しいかも」「関門閉鎖も迫ってるし、DNF(途中棄権)かな」という気持ちが湧いてきました。

それでもあと少し、もう少しと足を前に出し続けることができたのは、大会運営の方の「みなさんは何ためにこの大会に来られたのでしょうか!?」という言葉と、「あと6km走りきれば、絶対にゴールできる」と自分を信じたおかげだったと思います。

フルマラソンは、いかに走る力をつけるかが勝負だと思っていましたが、最後は自分を信じ続けられるか、心にスパルタコーチを住まわせて、要所要所で頭をすっぱたけるかの精神的な挑戦でもあると感じました。

そして私はオタクなので...
とにかくつらくなったら、鬼滅の刃の炭治郎のセリフを思い出すようにしました。

「頑張れ炭治郎頑張れ!!俺は今までよくやってきた!!俺はできる奴だ!!

絶対にできる、と思うと意外に馬鹿力が出るし、辛さも結構ごまかせたりします。

2. 「いかに自分を騙すか」が鍵

42.195kmという距離は、想像以上に長いものでした。
本当に長い。

42km走ると、途方もない距離だなと感じますし、実際めちゃくちゃ長い距離でした。
だから、「今日は10kmを4本走る」と自分に言い聞かせていたのですが、この考え方が1番よかったと思います。

「あと何kmある」じゃなくて、「あ、20kmきた!20/40だー!」と思うことで、いい感じに自分をごまかせた気がします。

また、応援してくれる方に手を振る、笑顔で応えるというのも結構効果がありました。
『病は気から』という言葉がありますけど、あれは本当だなと思います。
空元気でも、そのうち本当に元気になれたりするのです。

あと、沿道の方が持っていらしたボードに「その痛みは気のせい」と書いてあったんですよね。

ちょうど脇の痛みを感じ始めていた私は、「そうか、気のせいか」「気のせい気のせい」と思うことができ、元来あんまりものごとを深く考えない気質なこともあって、走り終わるまで本当に忘れてました。


3. 「応援」の温かさ

前述したように、沿道で応援してくれた観客の声援が大きな力になりました。
また、エアーサロンパスを何本か準備していて、「サロンパスあるよー!」と声をかけてくださった方や、飴をくれる方などもいて、めちゃくちゃ力になりました。

雨の中、笑顔で補給をしてくれた学生さん達も忘れられません。
声を張り上げて、「頑張ってくださーい!」と言ってくれた男の子たち、ラストの方でハイタッチしてくれた子たち。
大事な休日に、しかも雨の中なのに、文句ひとつ言わず笑顔で対応してくれたこと、本当に感謝しています。

フルマラソンを完走できたのは自分1人の力ではなく、多くの人々に支えられてのものだと感じました。

4. 筋肉痛は辛いけど、またフルマラソンに出たくてしょうがない

きつかったという気持ちより、楽しくて楽しくてしょうがなかった、という気持ちの方が勝っているんですよね。
福岡マラソンは、天神~糸島までいろんな景色を眺められる大会だというのもあったんだと思うんですけど。
そして私が海を眺めるのが大好きということもあって、海岸線を走るのがうれしかったというのもあるんですけど。

そして、福岡マラソンは、1度は出てみたい大会だったというのもありました。
エイドとか、道端の声援とか、youtubeで見て以来楽しみにしていたんですけど、楽しみにしていたそのまんまだったことに感動しました。

とにかく、ボランティアスタッフの方と言い、沿道の応援の方と言い、福岡の人ってやっぱりあったかいなと思いました。

遠征マラソンってこんなに楽しいんだな、と気づいてしまったので、
来年のマラソン大会、どれにしようかな~と悩み始めています。
まだ走ってみたい大会、たくさんあるんです。

どの大会にしようかな~。


5. 「チャレンジ」の意義・発見の連続


 フルマラソンを走っている最中、諦めそうになりながらも、自分の限界に挑戦する楽しさや、目標を達成する喜びを味わえたことは、自分の中で大きな意味を持つ経験でした。

ちょっとしんどいことがあるとすぐに諦める方だと思っていたので、意外と粘り強いというか、くらいついていく力が自分にもあるのだということが発見できて、ちょっと面白かったです。

また、今は体を動かすことが大好きですが、もともと運動が大嫌いな人なので、こんなに長い時間身体を動かすことができるのだということも、新たな発見の1つでした。
42kmって途方もない距離だと思っていたので、「私にもできるんだ!」という自信もつきましたね。

6.ワセリンは必須

雨対策として、二の腕にワセリンを塗っていったのですが、そのほかの箇所には特に塗らず…。
ちゃんと塗っておけばよかったものを、横着したのでスポーツブラで脇が擦れて、痛みが出たようでした。

また、新しいランニングパンツを履いていったので、腰の部分も擦れてめちゃくちゃ痛いです。
そしてガーミンをつけていた左腕も、自分の汗で時計が少し回ることで擦れて痛みが出ています。
お風呂に入るたびに声にならない声をあげています…ワセリンは大事

今回は上に挙げた個所以外に問題は出なかったのですが、脚のマメ対策にもなるようなので、来月の青島太平洋マラソンの時には、しっかり塗っていきたいと思います。

7.脚が売り切れたらとにかく腕を振る

36kmでほぼ脚が売り切れたので、そこからは腕を振るようにしていました。
腕をちゃんと引くことを意識すると、引いた腕から胸、腰、そして脚へと動きが伝わり、自然と脚が前へと出ていきます。

これは普段の練習から意識をしていたのですが、終盤は本当に助けられました。
無理に足を動かそうとすると余計にしんどくなるので、まだ元気な上半身を動かしてあげることで、どうにか下半身もついてきて、走りきれたと思います。

最後に

実際に体験してみないと、わからないことってたくさんありますね。
来月の青島太平洋マラソンでは、これらの経験を活かして、しっかり走りきれるようにしたいと思います。

そう、私は炭治郎になる。


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