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映画は、嗜好品。 個人的な好き嫌いの 押し売りは野暮だと 承知の上で 『騙されたと思って、観て欲しい』とは 言えないけれど…。 私を映画好きにした 作品のひとつです。 エンドロールが終わっても 座席を立てなかった。 可哀相なんかじゃなく 怒りで 涙が止まらなかった。 あの日から… I Shall Be Released を口遊むと 思い出すのは ボブ・ディランじゃなく アラン・カミング❤️ 法律が 血縁に執着するこ
助産婦としての キャリアを 全うし 息子や娘 孫にも恵まれ 気の合うヘルパーに 支えられて ひとり穏やかな老後を過ごしている 92歳のマドレーヌ。 彼女が 誕生日パーティーの席で 『2ヶ月後に 逝きます』と 宣言したのは 数年前から記している『ひとりで出来なくなったことリスト』が 自分と 約束を交わしていた段階に 達したから…。 驚愕し 猛反対する家族と 穏やかだけれど 決して揺るがない マドレーヌの意志。 リオネル・ジョスパン元・仏首相の母の人生を
小さな田舎町に住む 純朴な 27歳の青年ラース。 シャイ過ぎて 女の子と話すことも 儘ならない弟を 心配する兄夫婦に 彼が紹介したのは インターネットで購入した リアルドール ”ビアンカ” …と あらすじは 予告編をご覧くださいね。 セクシャルな リアルドールの登場で B級コメディーかしらと 思った私を 映画の神様 どうか お赦しください。 クスッと 笑いながらも あ〜ら不思議。 ビアンカが だんだん 寡黙で 素敵な 女性に見えてきたの
ピアノ教師と 作曲に専念するため 50歳で ステージを去った 89歳のピアニスト シーモア・バーンスタインの 言葉に寄り添う 至福の時間。 クラシック音楽は チンプンカンプン。 門外漢の 私でさえ 温かい毛布で 包み込むように 和ませてくれる シーモアさんの言葉と ピアノ。 お金や 権力に 興味なし。 天職を 全うしようとする人間だけに 感じる 穏やかで 厳粛な オーラ。 映画館を出て 歩きながら 誰かに 似ているなぁ… と考えた
19世紀後半 重苦しい雲と 暗い海に 押し潰されそうな デンマーク辺境の 小さな漁村。 厳格なプロテスタント牧師である 父の仕事を 献身的に手伝う 美しい姉妹のもとに パリ・コミューンで 家族を失った バベットという 謎の亡命女性が 家政婦として 身を寄せます。 やがて 14年の 月日が流れ 父が亡くなり 年老いた信者たちの心に 小さな諍いのタネが 芽生え始めたことに 心を痛めた姉妹は 亡父の 生誕100周年を祝う 晩餐会を思いつくのですが…。
ラスベガス近郊 モハヴェ砂漠にある 荒びれたモーテル バグダッドカフェの 女主人ブレンダは 頼りない夫 ワガママな子供達 覇気のない使用人 モーテルに居着いた客達に いつも 苛立ち 怒鳴り散らしていた。 マシーンが壊れ コーヒーさえ 飲めないモーテルに ある日 太ったドイツ女性・ジャスミンが スーツ姿で 大きなトランクを転がし 砂漠の道を ハイヒールで 歩いてやってくる。 それが すべての 始まり。 奇妙な客を いぶかしがるブレンダと 不思議
凄い作品ほど 言葉で 説明するのが もどかしい。 とにかく観て 観れば 分かるから…と 早口で 捲し立てたくなって しまいます。 その巨漢から ダンボと嘲笑される 主人公パティの 秘めたる才能を 知っているのは 仲間のジェリだけ。 彼の存在が パティの絶望を いつも 致命傷寸前で 繋ぎ止めます。 これでもか これでもかと 目の前で
雪深いカナダの 小さな村 地味ィ〜に暮らす 図書館司書フィオナに ある日 パリ在住のマーサおばさんから 手紙が届く。 『助けて、老人ホームに入れられちゃう❗️』 勇気を振り絞って パリにやってきた 臆病者のフィオナと 愉快なオトナ達が 繰り広げる 絵本のようなストーリー。 製作・監督・脚本・主演は 『アイスバーグ!』(2005年) 『ルンバ!』(2008年)で ”ジャック・タチの後継者”と絶賛された アベル&ゴードン。 キュートな マ