『パティ・ケイク$』
凄い作品ほど
言葉で 説明するのが もどかしい。
とにかく観て
観れば 分かるから…と
早口で 捲し立てたくなって しまいます。
その巨漢から
ダンボと嘲笑される 主人公パティの
秘めたる才能を 知っているのは 仲間のジェリだけ。
彼の存在が パティの絶望を
いつも 致命傷寸前で 繋ぎ止めます。
これでもか これでもかと 目の前で 閉まるドア。
ラストシーンでさえ
『幸せに暮らしましたとさ』じゃない 地味な作品に
なぜ こんなにも 惹きつけられるのか?
下ネタ満載のラップも
ガンガン響く音楽も 苦手だったのに
いつの間にか
ラップ好きかもと 思ってしまうのは なぜなのか ?
上手く説明できなくて 悔しいのですが
ぜひ一度
ラップなんて騒々しいだけという
先入観を 取り払って ご覧ください。
何かを信じたくなるような
不思議な幸福感に 満たされる作品です。