かなしいおとこ

自分の居場所を知られたくない それでも誰かに気づいて欲しい

かなしいおとこ

自分の居場所を知られたくない それでも誰かに気づいて欲しい

最近の記事

AM2:43:32

振り回される。 不安になる。 変な人になっちゃう。 もう一度トキめかせて。 悔しいとか、 やらせないとか。 情緒不安定になって、 もう何度目か分からない この感覚が、つくづく憎らしくて。 こういう時だけ筆が走って。 自分の中の、 〝思春期〟と名の付く 全てのものを掻き集めて。 燃えないごみに火をつけて。 どこにもいないのに、 ここにいるよね。 ずっと探してたんだよ。 ずっと分かんないまま。 眠れない夜、君のせいだよ。 悶々としながら。

    • 告白の時、「好きです」よりも言うべきだった言葉。

      ごめんなさい。 私やっぱりダメなんです。 あなたを前にしたら、言葉を失ってしまうんです。 あなたからの言葉を、強く求めてしまうんです。 あなたの存在に、強く惹かれてしまうんです。 だけど、それを直接伝えることができないんです。 それによって、 何かを失ってしまうことが、とても恐いんです。 ずっと心の中に留めておこうと決めていたんです。 だのに、あなたからの言葉を受信する度、 苦しくなるのです。 〝このままの関係が楽〟なんて、 本当は全部嘘なんです。 本当は

      • トキメキの感情一つでどこまでだっていける気がした〝10代の恋愛〟は、もうできないかもしれないけど。 「お互い大人だから…」とか言いながら弱々しく手を握り合う〝20代の恋愛〟も、ずっとずっと楽しい。 そうして30代、40代…幾つになってもその時だけの〝楽しさ〟があればいいなと。

        • 午前3時のラブレター

          誰の心にも空いている、穴の形。 その全容を探ろうとするには、 主観で見るのは近すぎる様で。 最も簡単なのは、他人に助言すること。 最も難解なのは、自分を理解すること。 まさに社会的生物らしき特徴である。 知らなくていいことまで、 知ることを強要される。 しかしこれを手放すことは もうできないのだろう。 叶うことなら無知な頃に戻りたい。 雑音の少ない、自然の中にいたかの様な、 只今を見つめていただけの様な。 そんな少年心へ。 あなたが無力な訳ではない。 星の数よりち

          摩耗する日々の片隅で。

          灼熱と喧騒が私を責め立てる様に照りつける。 追い立てられて、佇んで。 やがて途方に暮れて、 身を縮こまらせて一人電車に座り込む。 人混みの中に生きて、 時に在り方を見失って、 答え一つで解決する問題が 殆ど存在しないことに気づいて。 都会の夜に酒を飲み 横浜の街並みを電車が過ぎる。 真向かいの矢鱈眉毛が目立つ人が 複数人に見えたり、 隣に座る女がゲスの極みを聴いているのを眺めたり。 それは全てがあるがままである様な。 私の思考を邪魔する 私の思考が存在しないこの感

          摩耗する日々の片隅で。

          朝焼け、二日酔い、素直になれた時。

          いつか歩いた川沿いの道。 少し冷たい空気。 窮屈な心。 青春の歌。 写実的かつ抽象的に。 世界と景色を切り取るように。 歌いたい人が歌う。 だから歌は素晴らしくなる。 描きたい人が描く。 そうして絵には命が宿る。 綴りたい人が綴る。 故に文は心に響く。 短い散文を遺すのが好き。 背伸びしない言葉を書けたら嬉しい。 ひとしきり筆を奮って 胸の内がすうっとしたとき。 今できることをやり切った そんな想いが胸を突き抜ける。 描きたい時、 描けるように。 歌いたい時、 歌

          朝焼け、二日酔い、素直になれた時。

          仕事を休んだ。「頑張る」ことは、強さでも何でもなかった。

          会社を休んだ。 昨日深夜、 午前3時に目が醒めた。 「あ、これ以上はもう頑張れねぇわ」と、 全身が私に訴えかけてきた。 7時30分。 考えるよりも先に、 受話器を握っていた。 「申し訳ありません」と、 もう何百回も脳死で口にしたセリフを前置きに、 「身体が布団から離れてくれないので本日はお休みとさせていただきます」 と、半ば震える声で脳内で何千回も反芻された言葉を口にした。 電話を切った後、 怒涛の如く押し寄せる安堵と睡魔に意識が引き込まれ、 夕刻まで一度も目を醒

          仕事を休んだ。「頑張る」ことは、強さでも何でもなかった。

          某日、早朝、駅のホームで。

          純粋と不純の狭間。 激情と探求の 最中に立つ存在。 ただ、終わらない憧れと。 満たされない羨望と。 若さが放つ瞬い輝きは、 時の流れに逆らわず 軈て潰える儚さか。 誰かの光が終わりを告げれば、 人は次なる灯を求める。 誰ひとりとして、 永遠は刻めない。 誰ひとりとして、 白紙には戻れない。 誰ひとりとして、 其処には留れない。 そんな不変極まりない 真理にも満たない通説に どうしても心抉られる早朝。 朝焼けを探しに。

          某日、早朝、駅のホームで。

          〝切なさ〟で自分を⚪︎すのが夢でした。

          17歳。 国道沿いを一緒に歩いて帰った日。 別れ道で見せた横顔に、 好きと思ってしまった瞬間。 もう全部どうでも良くなって、 帰りの電車も乗り過ごして、 終点駅で雪の上に寝そべって、 静寂の音を聞いた大晦日の夜。 地元。 ガムシャラに生きた街 恋に恋してときめいた街 涙と共に別れを告げた街 バカな時期にきちんと バカであれた街。 汗をかいて、 シャワーを浴びた街。 悔し涙と寂し涙と、 多分いつか流した嬉し涙と。 夢っぽい何かを、 友っぽい誰かと、 語り合った 地元の

          〝切なさ〟で自分を⚪︎すのが夢でした。

          迷い多き20代に吐き捨てる駄文。

          合唱コンクールで歌った曲を聴く。 10代。 どこまでも 無知で、 無恥で、 無智だった頃。 ただ、 どこまでも無邪気だった頃。 その時に戻りたい。 きっとそれは無理なこと。 ここまで来るまでに 沢山覚えて、学んで、 詰め込まれてきた。 たくさんの 戦いがあって、 苦渋の時があって、 挫折した夜があった。 叶わなかった恋があった。 傷つき傷つけた人がいた。 未だ痛む過去の痣は今も。 何も知らないままで 何も抱けないままで 大きくなれなかった 僕らだから。 それな

          迷い多き20代に吐き捨てる駄文。

          「青春」とは、本当に爽やかで甘美な香りがするものだろうか①

          中学時代の同窓会の招待が届いた。 最後にやったのは成人式の時以来だから、実に5~6年ぶり。 小学生だったら、入学して初恋の味を知りながら卒業する程の期間。 クラスメートの名簿を見て、色々と思い出していた。 明るいことばかりではなかった日々。 それでも今に通ずる出来事が沢山あった日々。 誰に頼まれたわけでもなく、 なんとなく幼少期を振り返ってみたくなった。 幼稚園。 ワニ組の先生は優しくて温かかった。 食べ物をボロボロとこぼし、 シャツがいつも汚れていた私を 先生は沢山抱

          「青春」とは、本当に爽やかで甘美な香りがするものだろうか①

          夜の散歩で聴きたい曲達~洋楽~

          ・Just The Way You Are/Billy Joel ・Toy Soldiers/Martika ・Through The Fire/Chaka Khan ・How Deep Is Your Love/Bee Gees ・Unchained Melody/The Righteous Brothers ・Hard to Say I'm Sorry/Chicago ・Kiss me/Sixpence None The Richer ・I'm Not In

          夜の散歩で聴きたい曲達~洋楽~

          夜の散歩で聴きたい曲~邦楽~

          ・エイリアンズ/KIRINJI ・ナイトライダー/銀杏BOYZ ・ひとりぼっちの人工衛星/ゆらゆら帝国 ・Stand by Me/9mm Parabellum Bullet ・カゲロウ/ONE OK ROCK ・悪女 /中島みゆき ・ラムレーズンの恋人/teto ・傷つけた人々へ/尾崎豊 ・金木犀の夜/キノコ帝国 ・海/サザンオールスターズ ・サムデイ/佐野元春 ・いっそセレナーデ/井上陽水 ・真夜中のドア/松原みき ・ナイトグルーブ/IRI ・ナ

          夜の散歩で聴きたい曲~邦楽~

          "みんな違って、みんなクソ。" こっちの方が、なんかしっくり来てしまう。 新宿三丁目の夜。

          "みんな違って、みんなクソ。" こっちの方が、なんかしっくり来てしまう。 新宿三丁目の夜。

          多分、冬の出来事

          暑い日が続きます。  ベリーベリーストロング/斉藤和義、  青空/THE BLUE HEARTS、  希望の轍/サザンオールスターズ  ラッキープール/JUDY AND MARY… 夏には夏のプレイリストを聴きながら。 以下は、或る冬の手記に書いてあったかも知れない話。 ”もう少しだけ、寝て居ようかな” 早朝6時、僕の部屋で一緒にお酒を飲んで、 そのまま僕の布団に転がり込んでしまった君は、 気怠そうにまた布団に潜り込んだ。 シングルベッドで手狭になって、 急

          多分、冬の出来事

          「都会には、私よりも可愛い人も可愛くない人も沢山いる−

          −そんな有象無象とすれ違うほどに、 『結局私って何なんだろう…』って。 そうしていつも、 自分を見失ってしまうの」  2022.10.23 ある知人女性の呟き "恋"とか"好き"とか、 もうなんかそういうの考えると、 メンがヘラっちゃうから忘れたいね。忘れたいわ。 そうか、 この感触が嫌だったのだと、 今になって再度思い出す。 まずい。 這い上がれるだろうか。 嗚呼、無心になり太陽〜☀️ 己の未熟さが浮き彫りになっていくのか、 "恋"って、 相手を多く欲すると同

          「都会には、私よりも可愛い人も可愛くない人も沢山いる−