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体質と食材についての話。

体質と食材の話。


おはようございます。

Kanamiです。


noteを始めたころから、薬膳のことや体質のこと、体調不良のこと、食事のことについて、お話してきました。


たびたび「〇〇体質の人は」とか「〇〇類の食材を」とか、出てきていたと思います。


今回は、その「体質」と「食材」の2つについて、深く掘り下げてお話していきます。


そもそも「体質」って何?

どんな「体質」があるの?


疑問に思ったかと思います。

「体質」がわからなければ、「食材」のチョイスもできません。


また「体質」がわかっても、「食材」の分類がわからなければ、誤ったチョイスになってしまいます。


薬膳を、身近に手軽に取り入れてもらうために、今回はざっくりと、「体質」と「食材の分類」について、お話していこうと思います。


それでは、少し長くなりますがお付き合いください。


まずは「体質」です。


8つの「体質」にわけることができます。


1つめは、「気虚体質」

体全体、あるいは「肺」「心」「脾」「腎」のどこかが「気」の不足になっている状態。

「補気」といって「気」を補う立膳をします。


症状は無気力、めまい、疲れやすい、風邪を引きやすい、声が小さい、倦怠感、食欲不振、汗をかきやすい、下痢しやすい、女性の場合は整理の周期が早い、経血の色が薄いなど。


2つめは、「血虚体質」

「血」が不足している状態で、「心」や「肝」に症状がでやすい。「養血」といって「血」を養う立膳をします。


唇の色が薄い、めまい、立ちくらみ、爪が薄い、動悸、便秘、眠りが浅い、夢をよく見る、目や肌の乾燥、女性の場合は生理周期が遅れる、経血の量が少ない、生理不順など。


3つめは、「陰虚体質」

陰液(血や津液)が不足して、体の熱を冷ませない状態。「肝」「心」「胃」「肺」「腎」に症状が出やすいのが特徴。「滋陰」と「清熱」といって「陰」を滋養しながら、「熱」を取り除く立膳をします。


頬が赤い、ほてり、のぼせ、髪に艶がない、めまい、耳鳴り、口が渇く、手足に熱感がありや汗をかきやすい、寝汗をかく、寝付きが悪い、便秘、女性の場合は生理の周期が早まる、経血の色が赤い、量が少ない、生理不順など。


4つめは、「陽虚体質」

体全体の「陽気」が不足し、「心」「脾」「腎」にも症状が出る状態。「助陽」と「散寒」といって「陽」を補い、「寒さ」を発散する立膳をします。


顔色が白っぽい、手足や体の冷え、むくみ、腹部や関節・筋肉の冷えや痛み、足腰のだるさや痛み、朝方の下痢、頻尿や尿漏れ、女性の場合は生理不順、生理痛、経血の量が多いなど。


5つめは、「陽盛体質」

「陽」の力が強く、体に熱がこもって、津液が消耗している状態。「肝」「心」「胃」「大腸」に症状が出やすいです。「清熱」と「生津」いって「熱」を取り除き、「津液」を補う立膳をします。


赤ら顔、汗をかきやすい、声が高い、息が荒い、食欲旺盛、口が渇く、ニキビができやすい、便秘で便の匂いがきつい、尿の色が濃い、女性の場合は生理の周期が早まる、経血の色が濃く量が多いなど。


6つめは、「痰湿体質」

体に余分な水分や痰湿が溜まっている状態。「脾」「胃」「肺」に症状が出やすい。「去湿」や「化痰」といった「湿」や「痰」を排出し、取り除く立膳をします。


体が重だるい、むくみ、胸のつかえ、痰が絡む、口の中が粘る、めまい、倦怠感、下痢しやすい、尿の色が濁る、女性の場合は生理の周期が遅れる、生理痛など。


7つめは、「気鬱体質」

「気」の巡りが滞り、気分が憂鬱になったり「肝」「脾」「胃」に症状が出やすくなったりしている状態。「疏肝解鬱」といって「気」を巡らせ、鬱を和らげる立膳をします。


顔色が暗い、ため息が多い、不安感、無表情、ゲップやしゃっくりが出る、腹部に張りがあり痛む、喉や胸がつかえる、便秘と下痢を繰り返す、女性の場合は生理不順、生理痛、乳房が張って痛むなど。


8つめは、「血瘀体質」

「血」の流れが滞り、「肝」「心「脾」に症状が出やすい状態。「活血化瘀」といって「血」の流れを良くし、「瘀血」を取り除く立膳をします。


顔色が悪い、目の下にクマがある、あざやしみができやすい、体の定位置に痛みがある、腹部が張る、便の色が黒い、女性の場合は生理の周期が遅れる、経血に塊がある、色が黒い、生理痛、子宮筋腫、卵巣嚢腫など。


以上がざっくりとした「体質」とそれぞれに現れる症状です。


当てはまる「体質」はありましたか?

必ずしも、私はこの「体質」だ!と決めつけることはありません。

当てはまる症状がなかったり、少なかったりする場合は、あなたの「体質」が「平和体質」=健康的であるということです!


つづいて、「食材の分類」を見ていきましょう。


一気に書き出します。


1.辛温解表類

2.辛涼解表類

3.潤下類

4.攻下類

5.理気類

6.芳香化湿類

7.滲湿利水類

8.清熱瀉火類

9.温理類

10.理気類

11.理血類

12.消食類

13.化痰類

14.止咳平喘類

15.補気類

16.養血類

17.助陽類

18.滋陰類

19.収渋類

20.そのほか


と、まあ一気に書き出したわけですが、ざっと20種類ほどに食材は分類されています。


ここから上述の体質に合わせて、食材をチョイスするわけなんですが、どんな体質にどの食材を合わせればいいか、というところで、また疑問が浮かんでくるかと思います。


その辺りを食材の分類の詳細と、どの体質に対してどの食材を選べばいいの、またどんな食材があるのか、簡単に紹介していきたいと思います!


が、かなり長くなってしまったので、食材についての詳細はまた、次回ということで。


今回は、「体質」についての大まかな分類と、「食材」についての触りを書き出しました。

最後まで、お読みくださりありがとうございました!


また、次回。

引き続き「食材についての話」ということで、どうぞお楽しみに。


それでは、Kanamiでした!

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