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ひたちなか海浜鉄道のキハ205最初で最後の夜行列車に乗つてきたヨ 中編

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。

 前回の続きです。ひたちなか海浜鉄道の旅、続編です。

 どうか、最後までお付き合ひください。

18:43。那珂湊駅に着きました。ここで、前の車両を切り離し、キハ205のみとなりました。
しばらく停車時間があるので、駅舎の中に入りました。グッズもたくさん売られてゐます。後で物販を行ふので、その時に買つてくださいと駅員に言はれました。
那珂湊駅は、外から見るとこんな感じです。小さな駅舎です。
味のある観光案内です。大洗磯前神社にいつか参拝したいものです。橿原神宮や、水戸八景にも行きたいナア。
那珂湊駅といへば駅猫ですが、ゐませんでした。前にひたちなか海浜鉄道に乗つた時には会へたのですが…。
駅舎の中には、亡きおさむとミニさむの写真が飾られてゐました。可愛い。
駅猫のプロフィール。二匹が並んで寝てゐるところを見てみたかつた…。それにしても二匹とも人相ならぬ猫相(にゃん相)が良いこと。
山形鉄道の宮内駅のもっちぃ駅長とのコラボヘッドマーク!可愛いですね。なほ、しょこら駅長は米坂線の羽前小松駅です。
ぬくぬくな手作りヘッドマークが飾られてゐました。素敵です。街も、駅も、鉄道も、猫のやうにたくさんの人々から愛されてほしいものです。
ただそこにゐるだけでみんなから愛された駅猫おさむ。モフモフで、ほんたうに可愛い。そして、どの写真も素敵。
しかし、おさむは那珂湊を吹く風になつて、常陸の国のひさかたの天を舞つてゐます。もっちぃ駅長や、芦ノ牧温泉駅のばす、みんな会つてみたかつた。
ミニさむがゐないので、列車の写真を撮つてゐました。
歴戦のつはもの感があります。玉川、いつの間にか、キハ205が好きになりました。
車内はこんな感じです。撮影のために、鉄ヲタの皆さんは出払つてゐます。軽装の玉川に比べて、皆さん大量の荷物を持つてをられます。
十九時頃。夕食に、たこめしの駅弁をいただきました。玉川、たこよりいかの方が好きなのですが…。
食べてみると、これが美味しい!たこが思ひのほか、やはらかいです。あまりたこを好まない玉川ですが、この駅弁はまた食べたいです。
夕食の後、再び勝田駅に戻つてきました。ここからまた那珂湊駅へ折り返します。
19:40頃。那珂湊駅に着くと、ミニさむがゐました!玉川、同じ目線になつて眺めます。
玉川を警戒してか、逃げだしました。はぐれメタルみたいです。
追ひかけてみました。歩く姿も可愛い。路地裏に入つて行きました。さて、ミニさむとたはむれるかたはら、次のイベントが始まります。那珂湊駅の車庫の撮影会といふことで、ヘルメットを被り、車庫へ。
キハ205と、向かうには東海交通事業で走つてゐたキハ11が!すごい並びです。
ところで玉川、iPhoneを16 Pro Maxに改めました。画像が綺麗になつた気がします。といふより、なりました。
三脚と一眼レフを手に、鉄ヲタの皆さんが撮影に励んでます。
駅員さんが、キハ205にヘッドマークを付けてくれました。まづは、かつた。
次は特急なかみなと。暗くて見づらいのですが、水戸らしく白梅と紅梅が描かれてゐます。
続いて、少し接近して輝く未来へ。
さらに、あじがうら。
最後は湊線百周年でした。
車庫の反対側にも案内されました。なほ、ここにはJR東日本から譲り受けたキハ100系がありました。撮つても良いけど、SNSには上げないでネ、といふことでした。観光列車になるさうです。
キハ205が動きます。ワクワク。
鉄ヲタの皆さんも異様な雰囲気ですが、その背中から「好き」が伝はります。
キハ205も間もなく引退ですが、今はなき三木鉄道から譲り受けたミキ300も引退です。前に乗りましたが、車両の由来を知ると、感慨深いものです。
三木鉄道、水島臨海鉄道、東海交通事業…。長野電鉄もさうですが、他にも様々な鉄道会社の車両がかうして集まる姿は不思議なものです。彼らがもともとゐた会社で別れがあり、新たな会社で出会ひがあり、そして別れ…。世の中は不思議なものです。

 最後までお読みいただき、ありがたうございます。次回に続きます。

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