見出し画像

初めての「サウナ」体験 / ととのい未満


お風呂嫌いな私が、サウナ初体験をした。




「サウナってうっかり心臓発作とかなるんじゃないの?」と勘違いも甚だしい私の被害妄想とは裏腹に、とても気持ちよかった!

そんな、初めてのサウナ体験記を書こうと思う。

勢いでめちゃ長いレポート書いてしまった。


画像1

初体験は「恵みの湯」さん。

岐阜県各務原市の銭湯で、岐阜県内でも「サウナが良い銭湯」1位という噂。

サウナーたちの間でも有名な場所らしい。(知らんかった)


はじめに


こちらの記事で書いたように、私はお風呂が苦手で、世間体として入っているレベルにお風呂にそんなに興味がない。

時間がもったいないから入らずすむならそれでいいし、のぼせやすいから銭湯でも露天風呂しか楽しめない。

サウナなんて意味がわからないし、熱いところは怖いし水風呂も心臓発作で倒れたら怖いし、とにかくサウナは怖かった。

だけど、周りにサウナーが増えてきて、「サウナってお風呂とは全く違うもの」「ととのうとすごい気持ちいい」「倒れたりしないし、気持ちいいだけ」「のぼせるタイプだけどサウナはハマった」「ととのいを伝えたい」「ととのいを感じて欲しい」「ととのい・・・」「ととのい・・・」などと念仏のように唱えられるので、次第に気になってきた。

なので、サウナは怖いしお風呂は興味ないけど、「新しいものを体験したい」という気持ちだけで、レクチャしてもらい、一緒にサウナに入ってもらうことで初めての体験ができることとなった。


画像2


まだ明るいうちに銭湯に行くの気持ちいいよね。


準備とレクチャー


持ち物もよくわからなかったので、普通に銭湯に行く内容を想定していたけど、サウナならではの若干のポイントが合ったのでメモしておく。


<持ち物>

・着替えやメイク落とし、化粧水、バスタオルなどのいつもの銭湯道具

・お風呂の中に持ち込むためのタオル2枚

サウナ内で頭に巻きつけた利、下に敷いたり、体を拭いたりするためなるべく薄っぺらい方が絞りやすく扱いやすい。

・ポカリスエット

サウナ中は銭湯内の給水で十分だけど、お風呂に入る前後にポカリ飲むと一安心。持ち込み不可なので銭湯で購入して待合で飲む。


そんな状態で、まずは「サウナー」の方々から、サウナとは、とか、入り方とか、みっちりレクチャをしてもらう。


画像3


本を見たり、他のサウナーさんが書いた入り方のメモを見たり、様々な角度で暑苦しくサウナのことを語ってもらい、がぜんワクワクとドキドキが入り混じる時間。


私が心配していたのは

・サウナは熱いから湯当たりみたいにのぼせて倒れたらどうしよう

・水風呂の温度差で心臓発作とかにならないの?

みたいな、「体調がおかしくなって倒れたりする」こと。

(体がそんなに強くないので)


だけど、「そもそも体調悪いくせに長風呂したおじいちゃんくらいしか運ばれたことはない」らしいし、「入ってみればわかるけど、まず伝えた通りに入れば危険はない」ということで、少しだけ安心。

さらに、一緒に入ってくれるサウナーさんがいたので、安心して挑めた。

(とにかく怖かったのだ)


画像4


いざ!サウナ室へ


まず、シャワーを浴びて普通に全身を洗う。

銭湯内の水飲み場で軽く吸水してから、全身をしっかり拭き、頭にタオルを巻いて、サウナ室へ。

(体を拭かないと汗がきちんと出ないらしい)

熱い、熱すぎる。

息苦しいし、本当に体が持つんだろうか?

と、緊張しつつ、はじめは「7分」頑張ろう!ということで、段差の下の段でタオルを敷いて座って待つ。

(タオル2枚の意味がこの時わかる)


息も熱くて始めはちょっと怖かったけど、2分3分たってくるとじわっと汗が滲んできて、熱さにも少しなれてきた。

まだ緊張してそわそわしていた私だけど、本当は静かにゆっくりと呼吸に集中して瞑想とかするのがいいのかもしれない。

めちゃくちゃ熱いけど、不思議と居られる。

どんどん汗が吹き出してくる。

完全に全身が熱くなってものすごい量の汗が流れているというタイミング(7分くらい)で、サウナ室から出る。

全然フラフラしないし、出るとスッと空気が気持ちよく感じる。


恐怖の水風呂!


そしてすぐに水分補給して、その横の水風呂から直接桶で、足、両肩、顔の順に水をかけていく。

のだけど!

怖すぎる。冷たいです、水。

怖くて、え〜〜〜〜〜と横を見ると、サウナーさんは涼しい顔して水をかけているので、続いて勢いよくかける。

もちろん、冷たい!

でも、なんか我慢できる。

そしてそのまま、スルッと肩まで一気に水風呂に浸かる。

躊躇せず、一気にいった方がいいよ、ということでドキドキしながら入った。


冷た・・・・・と思ったのも束の間、「1.2.3・・・って数えて10秒とか過ぎてくると、冷たくなくなってホワッと体全体に「はごろも」ができたみたいに包まれた感じで気持ちよくなるよ」という言葉を信じて、じっと体操座り。

そうすると、本当に体全体がホワ〜っとした不思議な気持ちになって、空気の層とかあるわけじゃないのに、温かい何かに包まれているような感覚になった。

これがすごく気持ちいい。。。

そうか、水風呂って気持ちいいんだ。。。

30秒を越えてきて、ちょっと冷えてきたかも?と思ったら水風呂から出て、タオルでまた全身をきっちりと拭き、次は外気浴へ。

(毎回きちんとタオルで全身を拭くのがポイントらしい)


露天の長椅子でゆっくり休憩


全くフラフラもしないし、のぼせないし、心臓発作もないし、なんか、大丈夫そう!と、一回目でなんとなく「これ、全然心配してたことと違ったな」ということに気づいた。

サウナも水風呂もただの気持ちいい行為だった。


そのまま露天の長椅子にタオルを敷いて横たわる。

ここで7分〜10分ほど、ゆっくりと休憩。

目を瞑って集中して瞑想するようにすると、頭の中がフワフワして心地よくなってくる。

この時は、初めての緊張感か、サウナーさんと一緒だったことで楽しい感じで話したりしてしまったせいか、「キマッた」感じにはならなかったけど、かなり心地よい時間だった。

この長椅子、サウナーの方達が主に休憩する椅子だったのか。。


ここまでが1セット。

体調に合わせつつ、通常3セットくらい繰り返すと、いわゆる天にものぼる夢心地な「ととのう」体験ができるらしい。

何それ・・・。

「ととのい」たい・・・・。


画像6

(恵みの湯サイトより)


2セット目突入!


そんな感じで、「サウナ、なんとなくわかった気がしたぞ!」早速調子に乗った私は、2セット目はなんだか余裕な感じがしていた。

汗も1回目よりあまりでず、10分たっても全身がちゃんと熱くなったかな?というのが半信半疑で、水風呂へ。

そこでも、1回目のようなはごろも感は体験できず、ちょっと冷たく感じた。

(多分、体が温まりきっていなかった)

休憩中も、植物にかけるミストが体にかかってきて、集中できず邪念だらけで、サウナーさんと話たりしてしまい、不成功。

気持ちはいいけど、もっといけるはず!という謎のやる気を見せながら、3セット目へ。


画像5

(恵みの湯サイトより)


蒸気浴「ロウリュウ」を体験


3セット目は、フィンランド式蒸気浴の「ロウリュウ」を体験。

恵みの湯では、毎時30分に蒸気が出る「ロウリュウ」を体験することができて、ちょうどその時間帯に当たった。

蒸気が出ると室内の温度は変わらないのに、蒸気のせいで体感温度がかなり高くなるとのこと。

「上の段だと髪が焼けるように熱くなるのでタオルは巻いて、息ができなくなるくらい熱いので呼吸を気をつけて。」みたいなことを言われてビビっていたのだけど、下の段は思ったより大丈夫だった。

でも、めちゃくちゃ蒸気が熱く感じる・・・!

っていうか、熱い・・・・

上の段の人、生きてる・・・?

熱風で帰らぬ人とならない・・・?

いや、でも気持ちいい・・・・(←もう気持ちいいとこまでいってる)


指先からボタボタと汗が滴り落ちるくらいになったら(7分ほど)、水風呂へ。

再度はごろも的なものを感じられて、ちょっとフワッとした気分で今回は外ではなく、浴室内の長椅子でリラックス。(7分)

気持ちいい。。。


とにかく、ボーッと過ごす。

寝てしまいそうだ。


画像8


「ととのいたい」


サウナはこのセットが大切で、交感神経(温浴・冷浴)と副交感神経(休憩)を繰り返すことで血管が広がったり閉じたりし、血流が流れやすくなることに意味があるらしい。

そして、その休憩の際に「スーパーリラックス状態」というか「サウナハイ」「サウナトランス状態」と呼ばれるような、天にものぼる心地よさが体験できるとのこと。

サウナや水風呂、休憩のタイミングや体調に合わせて、うまくコンディションが整って初めて、「ととのう」ことができるらしいので、これはまた何度かサウナに通ってみなければいけない。


今回は、「ととのう」は体験できなかったけど、充分に気持ち良さを味わえた。

その後、露天風呂や薬草風呂を楽しみながら、2時間近く銭湯内で楽しんだ。

楽しい。

サウナも銭湯全体も楽しい。


【サウナの入り方メモ】


①体、頭を洗う(軽く流すだけでもよし)

②全身をきちんと拭いてサウナ室へ(7分ほど)

③水を足元、両肩、頭からかぶって汗を流し、水風呂に肩までつかる(30秒から1分)

④全身をきちんと拭いて長椅子で休憩(7分ほど)

<②〜④を1セットとし、3セット以上繰り返すのがオススメ>

最後、汗を流すか軽く全身を洗ってから出る。


※こまめに水分補給(1Lくらいは飲む)

※体調に合わせて時間やセット数は調整



画像7


出てから「ととのいレモン」をいただいてほっと一息。

ずーっと、気持ちいい。


みんなで感想を言い合って、解散。


初めてのサウナ体験は、事前レクチャと一緒に入ってくれたサウナーの方のおかげで、ものすごく充実感があった。

楽しくて、気持ちよくて、もっと極めたい!と思った。

まずは「ととのい」を感じられるまで、通ってみたいと思う。


初心者の方に伝えたいこと


サウナは怖くない!笑

そう簡単に倒れない!

「サウナは熱いだけ」じゃない。

「水風呂は冷たくて辛い」ものじゃなく気持ちいい。

とにかくずっと気持ちいい。

初めての場合は、適切な入り方を事前にきちんと学んで(何かで読むか、詳しい人に聞いて)、心と体の準備をして入ること。

適当にやるのは本当の意味での心地よさに到達しないと思うので、ちゃんと学ぼう。

そして、はじめだけ誰かと一緒に入るのは「安心感がすごくある」ので個人的にオススメです。

近くに詳しい人がいたらぜひ。


画像9


恵みの湯さん、教えてくれて一緒に入ってくれたサウナーのみなさん、本当にありがとう!

また行きます!


***


恵みの湯

岐阜県各務原市鵜沼各務原町2-68

営業時間:8~23時

定休日:なし

(事前にご確認ください)





***


サウナ行ってみたい!と思った方いましたら、行ってみよう!

私もまた行きたいのでぜひサポートもよろしくね。

レポート書くよ。↓↓↓

いいなと思ったら応援しよう!

オゼキカナコ
自分が楽しいことをしてたらうっかり周りも楽しくならないかな?という気持ちで活動しています。応援してもらえるととても嬉しいです!