アーユルヴェーダな朝ごはん
私の朝ごはんは、ドライフルーツに白湯だ。
ドライフルーツは、特にデーツ(なつめやし)が好き。いろいろ試した結果、写真のタイプが一番のお気に入りだ。
以前は、朝から何でも食べられるタイプで、結構たっぷり食べていた。
このような朝ごはんに変わったきっかけは、42歳の時、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダのクリニックに行ったことだ。
当時の私は、名もなき体調不良に悩まされていた。月に1〜2回、左半身がしびれる。起き上がれず、会社を休む。
原因がわからないので総合病院に行ったが、数時間待った末に「もっとはっきりとした症状が出てから来てください」と言われた。
それでも、自分の身体がどんな状態なのか診てもらいたい。その気持ちが収まらない。
粘り強く探し、アーユルヴェーダのクリニックで脈診をしてくれると知った。
本来の体質と現在の状態をそれぞれ脈でみて、ギャップを知る。その上で、薬草だけでなく、食事や行動の処方もされる。
いくつも処方が出たが、その内の一つが「朝ごはんは、ごく軽めにしなさい」だった。
(同じ症状でも、人によって処方は異なる。朝ごはんをきちんと摂った方が良い方もいる。)
色々試して、今はドライフルーツに落ち着いている。外出先ではフルーツバーも食べる。
以前の私なら、お腹が空いて昼まで保たないと思いそうな朝ごはん。だが、早いもので8年になる。
50代になったが、42歳の頃より遥かに快調だ。他にも要因はあるが、この朝ごはんの効果は大きい。明らかに体調が良くなった。
世の中には「体に良さそうなもの」の情報があふれている。でも皆に効果があるとは限らない。
自分に合うものを探す。その大切さを、アーユルヴェーダは教えてくれた。
おわり
【おすすめ】アーユルヴェーダを「オージャス」と呼ばれる生命エネルギーを基点に説明。初心者に分かりやすいです。