その焦りの、そもそもの原因はどこにある?
さて昨日の記事では
ものごとを良く捉えることも悪く捉えることも
自分が決めている、ということを
というお伝えしましたが、ちょっと補足です。
たとえば昨日の例で、
もうすぐ5歳になる我が子は
現時点で文字を読むことに興味が湧いていないようだ。
ということに対して、
そうか、これをどう捉えるかは自分次第か!と
あなたが素直に受け止めて下さったとして・・・
本当は、❝まだ読めないなんて、どうしよう❞と
どちらかというとマイナスの方向に捉えて焦っているのに
❝違う違う、焦っちゃダメだ!プラスに捉えないと!❞
というふうに
ネガティブを否定して、なかったことにして
力尽くで「この子のペースでいい!」と
軌道修正しようとするのは、
これは本当の意味での受容ではありません。
昨日の話を読んで、
文字が読めないからこそ育める想像力、
そんなふうに考えたことなかったー!
そういう考え方もあるのね!
というふうに、
素直にそう思って下さったならば、とても嬉しいのですが
それでもやっぱり❝周りはもう読めてる子が多いのに・・・❞と
ネガティブに思ってしまう気持ちがあるなら、
それに蓋は、しないでほしいです。
たとえば
消費期限切れのケーキが冷蔵庫にあったとして
それに気付いたときに、
ああ切らしちゃったなー。
と、そこでちゃんと冷蔵庫から出して
すぐに処分すれば、もう終わりますけれども
「あーやっちゃったー」と思いながら
見て見ぬふりして冷蔵庫の奥に置いたままにしていると
どんどん腐っていって、
やがて強烈な臭いを発するようになります。
ネガティブな思いもこれに似ていて、
心の奥に追いやって、見ないフリをしていると
どんどん膨れ上がって、強烈なものになっていき、
別のところで余計イライラしたり、
さらにほかの子と比べてしまったりしてしまいます。
なので、焦りが消えない場合は、
そもそも、なんでこんなに焦っているんだろう?
と、自分の心と会話してみてください。
そして、自分と会話をするときには
脳内会話もいいですけど、
脳内だけだとただグルグルして
余計モヤモヤして終わってしまうことも多いので
おすすめはノートに書くことです。
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私は、我が子の読み書きが
まだできないことに焦っている。
それはどうしてだろう。
小学校までに間に合うのか?
お勉強に遅れたら心配。
早く覚えてくれた方が安心できる。
じゃあなんで、遅れたらどうしようって思うんだろう。
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こうやって自分と会話をしていくと
自分の過去に繋がったりします。
なんなら、最終的にはほぼ100%
そこにつながると思います。
自分が勉強でつまづいて大変な思いをしたから。
もしかしたら、それが原因で
イヤな思いをしたのかもしれません。
お友達にバカにされたとか、
親にひどく叱られていたとか。
劣等感に苦しんでいた時期が、あったのかもしれません。
そういう、自分の心の奥深くに眠っている
根本の原因が見つかったなら、
その原因、当時の自分に
寄り添ってあげてほしいです。
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あんな思いをして、いやだったよね。
自分はなんてダメなんだって、思っちゃったよね。
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と。たくさん優しいことばをかけて
良いも悪いもなく、一切ジャッジせず、
ただただ存分に共感し、寄り添いましょう。
そして、今この時まで眠っていた当時の自分が癒されると
自分の子に対する焦りも消えていきます。
この子はこの子でいい、と
思えるようになっていきます。
とはいえ、これまで一生懸命フタをして
一生懸命、出ないように守ってきた思いです。
簡単には、そこまで出会えないかもしれません。
でももし、ここまで読んでいただいて
なんかピンときた、ザワっとした、という場合、
もう向き合える時期が来ているのかもしれません。
この、いわゆる❝インナーチャイルド❞を
自分自身で抱きしめて癒した先には
あなたとお子さんとの関係もグンと良くなっていくので、
ぜひ、試してみてほしいです…!