新出感覚「目も当てられない」
風呂上がり、恒例の自己流「ブルガリアン・スクワット」タイム。
(ブルガリアン・スクワットについては各々調べてください)
たまたま付いていたEテレ、「みぃつけた!」のエンディング曲「あしたわらおう」が絶妙なテンポで、それに合わせながら両手を空気を汲み上げる謎オプション付き、スクワット、スクワット。
ソファに触る娘ふたり。風呂上がり、性別不詳ビジュアル母による「あしたわらおうスクワット」に一瞥をくれフフンと笑った長女、すぐさまテレビへと向き直す。
しばらく笑ってくれた次女、みてー!みてー!と、母の無様な姿をご覧あれと長女に促すも、姉はガン無視。
音楽に合わせてスクワット、スクワット、ゼーハーゼーハー。
テレビからはサバンナ高橋さん演じるコッシーの歌声。
「ぜ、ん、ぶ、笑おう〜♪」ゼーハーゼーハー
「き、み、と、笑おう〜♪」ゼーハーゼーハー
こちらを見つめる次女、徐々に表情を曇らせていく。ついに眉根を寄せ
「もういーんじゃない?!もう、いーんじゃない?!?!」
息も絶え絶え、あまりの醜態、見るに耐えなくなったらしい次女は更に声を荒らげ叫ぶ。
もう、いーんじゃない?!?!?!
あたし、どんな姿でスクワットしてんだろう。
次女、2歳半にして「目も当てられない」という感覚を知る。