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「早く大人になりたい」という感覚を思い出した話。

それは今日、昼食をとっている時にふと訪れた。

「早く大人になりたい。」

というどこか懐かしい、あの感覚。

いや~・・もうとっくに大人なんですけどね。

とはいえ子どもの頃に思っていたそれとは、だいぶ感じが違うのだ。

しかも、だいぶハッキリしたイメージで。

まるでそれは「白昼夢」のようでもあった。


☆★☆★☆★

10年後の自分になっているのだ。
気持ちだけ。

見えるものは相変わらず、食べているものもさっきと同じなのに。

なぜか60代になった私がここにいる、そんな感覚なのだ。

そして、とても穏やかな気持ちでもある。

♡♡♡

平和。安心。

やっと。あぁ良かった。


そんな感覚と共に、私はほんわかと幸せな気持ちに包まれていた。


そうか、10年後はこんな感じになるんだ。

そう思ったら、早く歳をとりたくて仕方がなくなってきた。

冗談ではない。
素直にそう思ったのだ。


かつての私は、25歳を超えた頃から「歳をとりたくない」と考えるのが当たり前のようになり、45歳を超えたあたりからはもう「年齢を忘れた人」になりきろう、とさえ思っていたのに。

一体どういうことなのだ?これは。

しばらく頭で考えてみようとしたが、すぐにあきらめた。

もしかしたら、さっきの私は本当に10年後の私だったのではないかという気がしてきたのだ。

「タイムスリップ」と言ってもいいかもしれない。あるいは逆に10年後の私がこっそり遊びに来たのかも。

だとしたら、10年後の私が今の私に伝えたかったことは何だろうか。

それが、「平和。安心。」なのだとしたら
それは今の私にとって一番重要なメッセージだということだ。

つまり…
この先何があろうと、どんなに生活が変わろうと、付き合う人たちが変わろうと…

「平和な心で、安心して生きていけるから大丈夫だよ。」ということを伝えてくれたのかもしれない。

そっかそっか。なら、安心だね。

 ありがとう、10年後の私。

これから私は誰かのことを心配するのではなく、自分のことをまず安心させてあげよう。 

心からそう思えたら、なんだか嬉しくなった。

♪︎♪︎♪︎

今日は私にとって
ちょっとした記念日になりそうだ。


♡♡最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたの幸せのヒントが見つかりますように。
いっっぱいの愛を込めて。♡♡♡


桑田華名

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