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【一泊二日で巡る日本】徳島・和歌山編
徳島と和歌山。それぞれいつか行こうと思いながら、先延ばしにしていたら、自分にとって数少ない未踏の地となってしまい。そんな中、フェリーで渡ればどちらも行けるということを知り、今回の旅行を計画しました。
旅行の行程はこちら。
1日目
羽田→徳島(JAL)
リムジンバスで徳島駅まで移動
【徳島観光】
・「中華そば いのたに」で徳島ラーメンを食べる
・「和田の屋」で焼餅を食べる
・眉山天神社にお参り
・ロープウェイで眉山に昇る
・「松浦酒造ナルトタイの店」で日本酒を買う
・「鳥ぼん」で焼き鳥を食べる
「ホテルサンルート徳島」で一泊
2日目
徳島港→和歌山港(南海フェリー)
徳島港まで、そして和歌山港からはそれぞれ路線バスで移動
【和歌山観光】
・和歌山電鉄に乗って終点・貴志駅へ
・「たまカフェ」でお茶をする
・「丸美商店」で和歌山ラーメンを食べる
和歌山市→なんば(南海電鉄・特急サザン)
伊丹→羽田(JAL)
一泊二日の旅行としては、盛りだくさんでしょうか。行きたいところが多ければ多いほどうれしいタイプなのです。旅行計画の立て方については、いろいろ語りたいことがあるので、別記事にて。
1日目
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快晴の羽田空港。春休みが近い土曜の朝は、モノレールに乗る時点から混みあっていました。徳島に向かうJAL455便も、ほぼ満員。3人がけのシートの窓際で、少し身を縮めながらの出発です。
1時間ちょっとのフライトで、徳島に到着。リムジンバスの出発は10分後。その10分間でリムジンバスのチケットを買い、トイレを済ませ、御翔印を手に入れるという3つのタスクをこなします。忙しい。
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ただでさえ焦るなか、バスチケットの自販機のUIに苦戦。Suicaで買えるはずなのに、時間もないので現金払い。ギリギリでバスに乗り込み、徳島駅に到着。
ここまで来れば、あとは自由。まずは腹ごしらえということで、駅から歩いて10分ほどにあるラーメン屋「いのたに 本店」へ。
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徳島ラーメンなるものを初めて食べたのですが、甘くて美味しいですね。肉そばのラーメン版みたいな感じといいますか。
濃い目の汁だという事前情報にもとづいて白飯も頼んだものの、汁と白米をどうブレンドさせるか答えが出ずじまい(普段ラーメンとご飯を一緒に頼まないのです)。とはいえ、中盛ラーメンだけだとやや少ないので、ボリューム的にはベストな選択。
人気店ということで行列覚悟でしたが、席数も多く、回転も速いので、待つことなくいただけました。
お店を出て、5分ほど歩くと次の目的地「和田の屋 本店」へ。名物「滝の焼餅」と抹茶のセットを店内でいただきます。
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素敵な庭を眺めながらいただく、焼きたての焼餅は美味。3個セットですが、1個あたりがそれほど大きくないので、ラーメンで満たされたばかりのお腹にもちょうどよく。ゆったりした時間を過ごせました。
そこから、また少し歩くと見えてくるのが「阿波おどり会館」。ここからロープウェイで眉山に昇るのですが、その前に「眉山天神社」へ。
学問の神様・菅原道真が祀られている神社ということで、文章力が上がるように祈願。宮司の奥様が手書きする御朱印が人気ということで、お願いすることに。
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参拝を済ませたら、ロープウェイで眉山に昇ります。阿波おどり会館の5階が乗り場になっており、15分ずつ2台で運行。たまたま2台目に乗り込んだのですが、上る時はこちらの方が街を見晴らせるのでおススメです。
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6分ほどで頂上へ。天気も良くて眺めも良好。ロープウェイ到着直後は人が多くなるものの、少し待てば落ち着いて、徳島の景色を独り占め。缶コーヒーを飲みつつ、まったりと眺望を楽しむ贅沢。
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名物を食べて、神様に挨拶して、眺望も堪能。徳島市内でやりたかったことはひとしきり満喫できたので、お隣の鳴門市にある移動します。目的は、地元の日本酒。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
お酒だけでなく、ローカル列車も楽しんで、徳島駅に戻る頃には日暮れ時。駅前のホテル「ホテルサンルート徳島」にチェックイン。歩き疲れたので、夕ご飯まで小休憩。最上階にある温泉で癒される。
予約した時間まで少しあるので、部屋着に着替えてひと眠り。目が覚めた頃には、すっかり夜。阿波尾鶏で有名な焼き鳥屋「鳥ぼん」へ向かいます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
美味しい焼き鳥に満足して、再びホテルへ。明日は朝が早いので、眠りにつきます。いや、眠りにつきたいのですが、眠れません。変な時間に寝るんじゃなかった…。
2日目
うつらうつらと朝6時。昨日の晴天が嘘のようなドン曇り。フェリー乗り場に向かうバスは7時20分出発。温泉に入って目を覚まし、身支度を整えてチェックアウト。
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バス乗り場には、すでに10人ほどの行列が。意外と利用するんですね。空いた朝の道をスイスイ走り、15分でフェリー乗り場へ。楽天Payで運賃を支払えるのはありがたい。
いざ、フェリーへ乗船。今回の旅行はこのフェリーの存在があったからこそ実現できたコースです。フェリーに決めた経緯や、乗船時のレポートについてはこちらの記事をご覧ください。
フェリーを降りたら、そのまま南海電鉄で大阪へ向かうのが通常ルート。あえて路線バスで市内を移動する観光客は私ぐらい。人気のないバスに揺られて、到着したのはJR和歌山駅。目的はJR、ではなく和歌山電鐵です。
和歌山駅から郊外の貴志駅を結ぶローカル線。終点の貴志駅では猫の「たま」が駅長を務めたり、JR九州の観光列車などを手がける水戸岡鋭治が列車をデザインしたりと、ローカルながら魅力的な路線。
一度は乗ってみたいと思いながら、なかなか実現せず。やっと乗ることができました。うれしいなあ。
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小雨が降りだした和歌山駅のホームには、すでに列車が。待っていたのは、水戸岡デザインではないラッピング列車。こればかりは、タイミングなので仕方ない。
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日曜の午前中、しかも貴志行きなので車内はガラガラ。とはいえ乗客の外国人率が高い。インバウンドで訪れる海外の方は、和歌山鐡道までチェックしているのですね。
終点・貴志駅に到着。列車だけでなく、この駅舎も水戸岡デザインです。暖簾やレリーフ、カフェのしつらえ、あらゆるところにデザインが施されていて、カメラを撮る手が止まりません。
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折り返しの列車を待つ間、カフェでアイスを食べたり、お土産を眺めたり。それにしても外国人が多い。日本人は自分ぐらいしかいない気が。そんな外国人にも人気なのが「たま」駅長。写真を撮るのも一苦労でした。
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帰りの列車はチャギントンのラッピング列車。これも水戸岡デザインではなさそう。残念。とはいえ、派手な列車で気分は上がる。
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結局、目当ての「いちご電車」や「たま電車」「うめ星電車」のどれにも乗れず、リベンジを誓う帰り道。それまでに廃線にならないよう、皆さんもぜひご利用ください(人任せ)。
小雨交じりの和歌山駅。ランチで目星を付けていたお店が、どうやら日曜休み(Googleマップだと営業しているはずなのに)。そこで二日続けてにはなるものの、ラーメン屋「丸美商店」へ。
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和歌山ラーメンなるものも初めてだったのですが、バスの時間が迫っていたので、味わう余裕がなく。次来るときは、ゆっくりいただきます。
バスで和歌山駅から和歌山市駅へ移動。「和歌山」がJRのターミナルで、「和歌山市」が南海のターミナル。しかも微妙に遠い。この辺りの不便さが地方都市あるあるですね。
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和歌山市駅はTSUTAYAの図書館があったり、駅前でイベントをやっていたりと、和歌山駅とは別の趣き。ここから南海特急「サザン」に乗って、大阪難波へ向かいます。そして、その足で伊丹空港へ。
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大阪の味を全く補給していないので、「たこ家道頓堀くくる」 でハイボールとたこ焼きを注文。もう少し時間があれば、南ターミナルの「551」で肉まんを食べたのになあと思いつつ、JAL130便に搭乗。
駆け足の旅行も、これにて終了。楽しい旅行だったほど、帰りの飛行機がツラいもの。それでも、何日かすれば鳴門から日本酒が届くので、それを楽しみに明日から頑張ろう。