第3章 能力の芽生え：片方が毒親ならもう一方も毒親～癒やしの力が、私を傷つける ストーリーチャレンジ⑨
私は幼い頃から、
誰かの心の痛みを察知し、
癒やせる不思議な力を持っていた。
それは、悲しくもあり、皮肉にも
毒親と言われる環境が私の能力のきっかけとなったのだった
父は、母の顔に青あざを作るのが日常だった。
その光景は、私にとって悪夢でしかない
母はいつもどこか虚ろな目で、
私に甘えてきた。
私は、母の痛みを自分のことのように感じ、
いつも母のそばにいた
ある日、
いつものように父が母を殴り始めた時、
私は耐えきれなくなった。
そして、暴力の嵐が終わった後に
いつも通り、母を慰めた
黒いもやがかったもの、
つまり、母の不安、恐れ、すべてを私は小さな身で、
一身に引き受けていた
黒いもやがかったものは、私をどんどん蝕んでいった。
父による身体の虐待
そしてもう一方は…
母による被害者・犠牲者による精神的コントロールによる支配
母は、自らを弱者たらしめ
そして
暴力による被害者として、正義の仮面をかぶり、「私は正しい」
私が、「別れて！！」と必死に懇願しても、私にはなにもできないの…と泣き落としによる同情支配
母は、泣き落としとあなたのためという都合のよい言葉を巧みに操りながら、子どもである私に対して完璧を求め、
「完璧なよい子でいさせようとする」天使の顔をした悪魔のようだった
その健全とは決して言いがたい庇護者の元に生まれた私は、両親のいびつさに気づいていた
だけど、現実的になすすべがないーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…自分を自分で○すしか、生きる道がない…」
私は、無意識にもう一人の魂の私に答えを求めた…
無力でちっぽけな親の庇護が必要な私が生きて行くには、
「感情や感覚を閉じる」ことしかできなかった
魂の私は、ハートを重い鉄の扉の向こうに閉じ込めた…
癒やしの力が強力な分、
自分に対する加虐能力（封印）も強力だった…
起こった出来事を消し去ろうとするほどに
記憶という貯蔵庫の仄暗い奥底に押し込め
母のコントロール下におかれ、
母のコピーロボットになるのだった
父を完全な「悪役」とすることで
私が正義で正しいという「完璧主義」の私ができあがったのだった
その裏側には
子どもゆえの
感情感覚の封じ込め
無力・無知さによる自身への怒り・悲しみ、つらさ、苦しみ
そして
大人になって
封印の鍵を手に入れない限り気づけない
「母への怒り・悲しみ・恨み…」
そして、子どもとしての親への愛
それはまさに、この世におけるパンドラボックス
すべての厄災ともいえる
ネガティブ感情がすべて身体という記憶からでていった後に
希望である「愛」が残る
愛は偉大なヒーラーである、と
後に気づけるようになる
今では
自分と向き合い、掘り下げることで
安心感とつながり感が育まれました
周囲の神仲間たちなどがいるおかげです
今いるご縁がある方々、本当にありがとうと感謝できるのは
つらい思いをしたからかしれませんね
ヒールドヒーラー深層心理解説：いままでの相談事例などで、片方は問題のある親だけれど、もう片方はいい親なので…でも苦しいんです。というのもまあ、あります。ここにはまってるうちは、気づけないパターンです。陰陽のマークを思い出していただきたいですが、闇も光も同量あります。完全な悪人はいなくて、必ず良い面もあります。完全ないい人もいなくて、必ず悪人の面があります。親をフラットにみえるようになっていくと、人生は開いていきます。厳しいかもしれませんが、「毒親じゃない、私の親は100％いい親だ！」という親を見上げているうちは、本当のあなた自身の目覚めはあり得ません。人生のいい面だけしかみていない「無理やりポジティブ」だから。
ワーク：ご自身の両親のいい面、良くない面、両方を書き出してください。いい面とよくない面の数が同量になるように書き出してみてください。
もし同量でない場合は、ご自身の偏りに気づいていただければ幸いです。
たとえば、1個の快の状態がメーターとして5だったとしたら、出てくる不快の数が5個で各メーターが1みたいな。（結果として同量）
無理なら無理にされなくて大丈夫です。
できることからやってみてください。
信じられないかもしれないけれど、
心の飢餓状態は、自分で満たすことができます
また、心理療法をつきつめていくと、こういった幼少期の症状は、発達性トラウマ・複雑性PTSDがもたらすものだったのではと自覚することができます。
本来のスピリチュアルは、神（＝法則や仕組み）を理解し真の姿である愛に還る旅だと私の中では、結論づけてます。
愛は偉大なヒーラーです
ヒールドヒーラーより愛と感謝を込めて
（現VFファシリテーター）
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