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ダイエット入院29日目 〜マインドフルイーティングの効果〜

2022/11/09(水)

昨日入院4週間の振り返りをしたが、今日になってとても大切なことが抜けていることに気付いた。

それは「マインドフルイーティング」の効果についてである。


○マインドフルイーティングの効果
昨日、主な減量方法は1日1万歩と食事制限と書いた。

その食事制限を続けられたのは、まさにマインドフルイーティングのおかげだったのではないかと思う。


昨日の振り返りで食事は多彩でおいしいと書いたものの、揚げ物や麺類やパンは食事には出ない。

また白ごはんも70g(同世代女性常食200g)なので、周りの常食をいいなーと思うこともある。


それでも無理なく続けられたのは、マインドフルイーティングの練習をすることで満足感を感じつつ、食事を楽しめたからではないかと思うのだ。


○マインドフルイーティングとは?
私が今トレーニングしているマインドフルイーティングは、食事をする「今、ここ」に意識を向けて五感でゆっくり味わう食事方法だ。

(*「マインドフルイーティング 過食から自由になる心理学」ジーン・クリステラー(日本評論社)の考えを元に今トレーニングしている。)


簡単にいうと、マインドフルイーティングとはスマホやTVを見るなどの「ながら食べ」をせず、食材や味そして自分の空腹感や満腹感やおいしさを確認しながら食べる方法と言える。

より具体的には
①食事前に深呼吸と呼吸法などで気持ちを落ち着かせ、どれくらい空腹か確認する。

②食事の膳の器や盛り付けかたやおかずの食材を観察する。

③匂いを感じる。

④口に入れたときの感触を感じる。

⑤食感や味の変化を感じる。

⑥食材の物流や調理方法などに思いを馳せる。

⑦どれくらい満腹か確認する。

⑧次をまだ食べるか?なぜ食べるのか?などを考える。

⑨食事終わりに深呼吸する。

といった流れだ。


上記の「簡単にいうと、」以下はあくまでも勉強中の私の解釈なので、正式には間違いがあるかもしれない。

(*ご興味ある方は上記の本をご参考に。)




○マインドフルイーティングの練習の効果

①〜⑨の実践は、とてもとても難しい。

いつもできていないなと感じていたので、その効果に目を向けることができていなかった。

しかし改めて考えると、マインドフルイーティングの練習をすることでいいことがいろいろあった。


ひとつは食事の満足度が上がったことである。

今私ができていることが、心を落ち着かせてどんな食材を使っているかなどに興味を持って食べる、だけだったとしても、食事をじっくり味わいおいしさを感じながらゆっくりと食べることができている。

そう食べることで満腹感を感じ、結果として食事の満足度が上がっているのだと思う。


もうひとつは、純粋に食事を楽しめるようになったことだ。

それは過食を克服する上でもプラスに働いている。


マインドフルイーティングの練習当初は食事中に嫌なことを思い出したり、反省をはじめたりなど食事だけに意識を向けるのがなかなか難しかった。

以前私は過食に走るとき、食べたくないけど食べずにはいられない中で、味なんてほとんどせず何を食べたかも思い出せない状態だった。

一人で食事に向き合っていると、そのときの辛さやイライラを思い出してしまっていた。

しかし今は練習の積み重ねとあるきっかけで、前よりも食事を楽しめるようになってきた。


そのきっかけのひとつは、あるとき思い付いて頭の中で一人食レポをはじめたことだろう。

一人食レポでは、孤独のグルメの松重さんや彦摩呂さん、石ちゃんが脳内でちょくちょく顔を出し応援してくれる。

応援を受けて自分も調子に乗ったりもする。
そんな感じだ。

頭の中だから恥ずかしくない。
(ここに書くのは恥ずかしいけど。)


一人食レポをするようになって、今まで難しく捉えていたマインドフルイーティングがより気楽に取り組めるようになった。

実際は今でも嫌なことを思い出したり、全然集中できていないことも多い。

しかし一人で食事することが単に辛いことではなく、楽しみを持てるようになったのは自分にとってとても大きな変化だと思う。


過食克服にマインドフルイーティングだけでなく、マインドフルネスや認知行動療法などがどのように効果的かについてはまた改めて整理していこうと思う。



○まとめ
食事制限を続けることができた要因でもあり、自分にこんなに大きな変化があったのにマインドフルイーティングの効果に気付いていなかった!

それはこの1ヶ月の成果を判断するのに、数字や見た目だけを見ていたからだと思う。


まだまだこれから練習すること学ぶことはたくさんあるが、確実に前進できているようだ。

これからも目の前にある満足できる食事を楽しんでいこうと思う。



それはきっと、過食にはじまる負のスパイラルから抜け出せる大きな力となる。

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