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中国語の勉強を始めた理由👉理想と現実のギャップ


大学四回生の9月から留学に行ったのですが、四回生になってからの半年間は、学校には週に三日通って、残りの四日間は朝7時頃から夜8時頃までバイトというローテーションで瞬く間に過ぎ去って行きました。


そして、いよいよ待ちに待った出発の日!


…のはずでしたが、軽く命がけでした(笑)


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軽く命をかけながらも、何とか無事学校に到着したので安心していたのですが、宿舎の建物に入った瞬間、日本で嗅いだことの無い異質なにおいがモワッとし、建物もどこか刑務所を連想させるような殺風景な作りで、こんなところでちゃんと生活出来るのだろうか?と、とても不安になりました。


また、部屋も二人部屋で申し込んでいたので、初めての留学で不安な中で、お互い困ったことは助けあえるように、同じ部屋の人とは頑張って仲よくしようと思っていました。


そして、私を案内してくれた、所謂留学生の管理スタッフがある部屋のドアを、夜遅くにも関わらず、「ゴン、ゴン、ゴン!」とノックしたところ、すでに先に来ていた留学生が無惨にも叩き起こされて、眠い目を擦りながらドアを開けて出てきました。


彼にとって、私との最悪はこんな最悪な出会いで、私の「同室の人と仲良くする」計画は、たった3回の「ゴン」で、無惨にも砕き散らされました。


すいません…(-_-;)


幸い彼が良い人で親切にしてくれたので、何とか生活が出来るようになったのですが、当時の中国は、


ウィーチャットペイが無く、銀行口座の開設の仕方も分からなかったので、日本から持ってきたお金を、片道数十分かかる銀行まで行って両替していたし…


スマホやWiFiが無いので、地図や本等の、行先の分かるものは全部準備しないといけないし…


街で場所や行先が分からなかったら、「不知道(分かりません)」という言葉を100万回浴びせられても、すべて人に聞かないといけないし… 


日本食なんて売ってなかったし… 


冬にミカンを部屋に置いておくと部屋が温かくてすぐに腐るので、外に出して置いたらサクッと凍って、冬なのに冷凍ミカンしか食べられないし… 


食堂のご飯には、小石が入っているし… それで歯が欠けた人がいるし…



と、色々不便だったことに加え、最初の頃は、現地の人の言葉はやっぱり


「理解できません」でした。


彼らにとっては普通のスピードでも、3倍速くらいの早口に聞こえ、しかも「儿化(er hua)」と言って、名詞の語尾を、舌を巻いて発音するので、その舌を巻いた音が高速でつながって、


Aさん:「ererererererer…?」

Bさん:「ererererer、ererer。」


・・・最初から最後まで「er」だけやん!


同じ国の同じ地域の人同士とは言え、これで会話が成り立ってるのがとても不思議だなぁ~としばらく思っていたのですが、少し落ち着いて考えてみると、留学前にカセットテープで一生懸命勉強したことが、全く役に立っていないことに気付きました。


そして授業の日。


きれいな発音が学べると言う事を期待していたのですが、確か、東北なまりが軽く入っている先生、そり舌音があまり出来ない上海の先生、それに北京のなまりが強くて、ngのついているピンインは、そのピンインの50%以上がngの音のおっちゃん先生が講師陣でした。


…いやいや、先生全員発音きれいなんちゃうん?


と軽くがっかりしましたが、それ以前の問題で、これらの先生が皆さん一様に「普通」のスピードでまくし立てられるので、殆ど聞き取れませんでした。


で、何度も繰り返してもらい、先生の話したことをよくよく聞いてみると、


「この本文の内容について、あなたの意見を述べて下さい」


・・・それが出来れば留学には来ていません。


と言う事すらも言えずに、一か月か二か月くらいは、分からないなりになんとなく授業に出ていましたが、残りの八か月は、授業にはほとんどでなくなりました。


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今日も「人生これから!」という、自分に甘く優しいプロフィールです。




👉 中国で「あんた日本語上手いね」と褒められた中国語音声です(笑)

その1 “o”が消えるピンイン「iou」
その2 “e”が消えるピンイン「uen」
その3 “e”が消えるピンイン「uei」


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