見出し画像

アビスパ福岡、初優勝おめでとう!

 『2023JリーグYBCルヴァンカップ』の決勝はアビスパ福岡と浦和レッズが対戦。新国立競技場で行われた同試合は6万1683人の大熱狂のもと、アビスパ福岡が2対1で浦和レッズを下して、悲願の初タイトルを手にした。

 決勝はアビスパ福岡の戦い方が上手くハマった試合だった。
 
 立ち上がりから守備時5バックで守りを固め、シンプルにカウンターで仕留めるという狙いをもって挑んだアビスパ福岡は、初の決勝の舞台に飲まれることなく、自分たちのサッカーを実行することができていた。
 ゴールは2得点ともサイドからのグラウンダークロスによるもので、積極的な個の仕掛けが、J1で今季最少失点の浦和レッズの堅守を崩した。

 一方の浦和レッズはボール保持こそ相手を上回るも、なかなかシュートまで行くことができない前半。筆者が観戦した鹿島アントラーズ戦同様に、最後の攻め手を欠くという展開が続いており、後半は攻撃に比重を置くことが期待されていた。

 そんな浦和レッズだが、明らかに流れが変わったのはベテランGK西川のPKストップからだった。決定打となり得る3失点目を防いだ浦和レッズはすぐさま自分たちのペースを取り戻すと、後半22分に、交代した明本が反撃の一撃を決め、その後も浦和ペースで試合を進める。しかし時すでに遅し。
 
 アビスパ福岡がチーム全体で素早い切り替えを続け、浦和の猛攻を凌いで試合終了。これにより、アビスパ福岡が悲願の初優勝、初タイトルを獲得した。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?