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【雑記】鑑賞など今後の方向性について

 私は、ここ2年ほど、特に演劇鑑賞に力を入れてきました。これから、どのように学びや鑑賞眼を深め、作品を楽しんでいくかなど、今後の方向性について考えるところがあり、記録を残します。

■現状(学び何割?楽しみ何割?)

 まず、現状について記載します。劇場、美術館、博物館、映画館など、休日に向かう所は様々ですが、その目的も様々です。
 私の場合、友だちとの交流を楽しむこともありますが、一人で行くことが多く、目的を大別すると2つに別れます。

①「これは前から観たいと思っていた。」といった、自分の好みに合った楽しみのため。
②「これは勉強のために観てみよう。」といった学びのため。

 もっとも殆どの場合、①と②の要素が混ざっている訳ですが、私の場合、演劇では①の要素が強く、博物館では②の要素が強いように思います。美術館はその間といったところでしょうか。

 大学時代に少しは観劇もしましたが、40歳を過ぎての私の演劇鑑賞は、歌舞伎や文楽といった伝統芸能に始まり、現代演劇にも触れるなど、演劇史を少しは追えるようになりました。
 また、現代演劇では、これまで観たことのなかった劇団や脚本家の作品にも触れ、作品の位置づけを相対的に捉えることも出来るようになってきたように思います。「私は、こんな作品が好きだったのか。」と気づくこともあります。

■問題意識

 次に、最近の問題意識について記載します。対象を伝統芸能を含めた観劇に絞ります。

①鑑賞回数に対する記録が追いついていない。
②鑑賞を記録するといっても、どういう観点から記載するか、観点の整理も含め、勉強が足りない。例えば、歴史的位置づけ、作者について、他の作品との関係などなど。
③そもそも、どういう観点から鑑賞するか。

などなど。

 具体例として、「能」を鑑賞しながら考えたことを記載します。月に2回ほど鑑賞します。ただ、「今回の作品は、このような煩悩で、最終的には、このように浄化されたのか。」など、煩悩(の区分)が横に並んでいく感じがして、あまり自分の理解が深まっていない感じがするのです。

 謡や仕舞を学びにいく人もいるようですが、自分の場合、少し違う気もします。上記したように、どういう観点から学んでいくかも含めて整理する必要がありそうです。

■今後について

 最後に、今後の方向性について、考えてみたことを記載してみます。

 現代演劇については、もう少し鑑賞する作品の幅を広げて、演劇史や作品間の位置づけについての理解を深めたいです。(←鑑賞頻度をどうするかは置いておいて、ここは、これまでとそこまで大きな変更は必要ないように思います。)

 古典芸能については、もう少し文献を読むことに力を入れたいです。「能」については、観阿弥、世阿弥による体系がありそうで、世阿弥が書いた本や、世阿弥について書かれた本などを手に取ってみようかなと思います。安易に考え過ぎかもしれませんが、こうした本から、「能」はまだ入っていきやすい気がしますし、日本の芸術の1つのピークのような気もします。
 他方、より大衆性が進んだ「歌舞伎」や「文楽」については、江戸時代(の風俗)について調べるなど、もう少し学ぶ方向を含め考えてみようと思います。

■最後に

 作品を鑑賞するにしても、文章を書くにしても体力が必要です。私は、あまり体力が無いほうのので、体力もつけて(整えて?)頑張っていきたいです。また、図書館で本を借りたり、本を読む前提として、部屋の掃除も必要ですね。

 最後になりましたが、冒頭の画像は「読書」で検索し、ききどんさんの作品を使用させて頂きました。

 本日は以上です。

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