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ホンモノ。

衝動を抑える事ができない。昨日の夜から今日の行動はすでに決まっていた。本当は今日僕の通っている通信制高校の登校日なのだが、如何せん僕の学校に行く気力などは存在していない。折角ここまで頑張って生きて来ても目の前に現れた衝動に負けていく人生。(毎回同じ様なことばかり書いているがその点はご了承下さい。)そんな登校日のルーティンをご紹介します。

まずは前日の準備から。前日は「明日学校に行かないと!」という思いがとても強くなり行動が明日学校に行く人の動きをします。課題レポートをしてみたり、部屋の奥の方にあった教科書達を出してみたり、久しぶりに学生証を取り出してみたりなど、「明日学校に行く。」という目的をはっきり示した状態の行動なので、迷いなどは無くいつもより素早い動きが出来ます。今回は前日の段階で「学校に行きたく無い。」という意識が強くあったので、親に学校に行ってない事をバレずにサボる行動を選択しました。この場合ではまず、サボる為の行動確認を徹底して行う必要があるので取り敢えず、椅子に座って机にA4のコピー用紙一枚と最後いつ使ったか分からないS20を用意して、手順を決めていきます。まずは①準備です。サボる為に何を持っていけば良いか、ここをミスってしまうと取り返しのつかない事になりかねません。慎重に行いましょう。今回だとスマホ、スマホ用モバイルバッテリー、Bluetoothイヤホン、本などが挙げられます。その他にも母が作ってくれたお弁当、水筒などの必要食料も必ず持っていきましょう。昔サボっている時に母からLINEで「お弁当忘れてるよー」と来て、僕の脳内が「サボり、サボり、サボり」となっていた為「今日2時間目終わったら帰るから必要無いよ」などの明らかサボり発言を送信しそうになった時もあります。なので必ずサボっている事がバレない様に普段の登校日にも必要な物は全て持っていきましょう。(これは教科書、体操服、体育館シューズなども該当する)そして次に②行動決定です。実際サボる際にどうサボるのかはとても重要な項目になって来ます。これを決めていないともし完璧にサボれる状態になったとしてもただ暇な時間だけが過ぎていく事になり、「これだったら普通に授業受けてた方が良かったんじゃね?」と本末転倒な発言をする事態になりかねません。なので行動をしっかり決めて手順に沿いながら動いていきましょう。今回の場合だと、1.いつもの登校時間と同じタイミングで家を出る、2.駅に到着して直ぐにBluetoothイヤホンを装備して、聴き忘れていた霜降り明星のオールナイトニッポンをSpotifyで聴く、3.そして電車に乗り、学校の最寄り駅に到着、4.そのままの足で駅構内を出て誰も来ない薄汚いトイレの個室に入る(ここまでにオールナイトニッポンを聴き終える様に努める)、5.そして自慰行為→SNS→読書を繰り返し6時間目まで滞在する、6.そして帰りの電車に乗り帰宅(このタイミングで今日の学校内で起こった事などの嘘のエピソードトークを3程用意しておく)、7.帰宅後母などに用意しておいたエピソードトークを披露して終了。という具合だ。なので①準備と②行動決定のみで親にバレずにサボる事が可能である。そして今回とはいうと、①準備ではしっかり教科書、体操服、体育館シューズなどの普通の場合でも必要な物もバッグに入れて他の娯楽用の物もバッグに入れて完璧に達成出来た。②行動決定では1.2.3.4.5のSNSまでは達成出来たのだが、読書はというと、ずっと積読していて読めていなかった約70冊の中から「これだったら読めるだろう!」と思った11冊をバッグ入れて来たのだが、いざ読もうとすると10月に入り暑さ100%だった今までとは違い、湿度を多く含んだ気持ち悪い暑さに変わっており、予想していたトイレ個室環境とは大きく違っていて「早く此処から出たい!」という気持ちが強くなり、午前9:00にトイレ個室in→午前10:00にトイレ個室outという完全サボっていた事がバレる行動を取ってしまったのだ。そして僕の場合、1つでも予定と違う行動をした場合(これは予定よりも早くタスクが終わったなどの良い方では無く、ただ怠惰全開の悪い方の行動の事)それから予定していた行動を一旦リセットして、その状況に直面した僕の感情を最優先する様な人なので、そのまま帰りの電車に直行(こんなにも早くリタイアして帰宅するのに、電車に乗ると僕と同じ様な人達が、僕と同じ様な顔をしながらリタイアしていくのを目撃した)そして帰宅。親には「2時間目まで受けたけど、途中で疲れて来てそのまま帰って来た。」と在り来たりな嘘を付いて、親も完全察しているが、「じゃあ、しょうがないね。」と在り来たりな助言をしてもらって部屋に戻った。そして明日はお祭りの為の掃除イベントがあるので僕が今いる来賓用部屋を片付けろと言われて渋渋片付けた。(自分の部屋が汚過ぎて生活する事が不可能になり仕方なく今は来賓用部屋に在住している。)

これが「ホンモノ」のルーティン。

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