『カタカナ』の誕生【シ】~筆で書いてみました。~
今回は[シ]です。
まず『カタカナ』の成り立ちについて、説明しようと思います。
・『カタカナ』は平安時代初期に生まれました。
・漢文、仏典を訓読(漢文を日本語読み)するために つけた訓点(「送り仮名」や「返り点」)として発達しました。
・小さく書く必要があるため、簡単な形になりました。
・大部分は漢字の1部です。
・漢字(万葉仮名)の1部(片方)を取って記号として使ったため、『片仮名(カタカナ)』と呼ばれました。
※諸説あります。
では、[シ]の成り立ち&硬筆や筆で書くときのポイントを説明します。
[シ]のもととなった漢字は、[之]です。
[シ]は[之]の省略形です。
「ひらがな」は 丸みをおびている文字が多いのに対して、「カタカナ」は、角ばった文字が多いです。
硬筆でも、毛筆でも、「カタカナ」を書くときは「角をとがらせる!」「メリハリをつける!」を意識して書くと、カッコよく書くことができますよ。
[シ]を書くときは…
・2画目の点は、少し左よりに打ちましょう。
・3画目は、下から上に払います。
カッコよく書けましたか?
以下『硬筆でカッコよく書く3つのポイント』です。
・文字、文章の中心(線)を意識しましょう!
(実際は線がない場所に書くことが多いですが、たくさん書くと、自然と中心を意識して書くことができるようになりますよ。)
・文字の大きさバランスを意識しましょう!
(書くスペースにあわせて、大きさを意識しましょうね。)
・筆圧をかけて書きましょう!
(はっきり濃い文字は、どうどうとしてカッコよく見えます。)
どうでしょう。
まずこの3つのポイントを押さえることで、誰でもカッコよく見える文字が書けそうですね。
皆さん頑張って練習しましょうね(^^)
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!!
次は[ス]をお楽しみに♪